【図書カフェだより】第四回飛鳥文学賞:応募作品紹介②

Library Cafeについて

飛鳥シャードにあるLibrary Cafeは、ウルティマオンラインのプレイヤー作家が書いた本(PC本)やNPC本の収集・公開を行っている図書館カフェです。Library Cafe本館)、Annex(別館)、Neo(新館)の3つの図書館に分けて収蔵されたたくさんの本たちをどなたでも読むことができます。

 

現在の収蔵している4297冊の本たちの詳細は収蔵図書リスト(2023年5月17日現在)をご覧ください。またSA本の収蔵状況についてはこちらをご覧ください。

 

Library Cafe本館にはルナゲート近くのFreeSpaceAsukaさんからハウス間テレポーターでお越しいただくのが便利です。また本館・別館・新館の各館はテレポーターで相互に結ばれており、簡単に行き来することができます。詳しくはLibrary Cafeへの行き方をご覧ください。

 

Twitterでも本のご寄贈など日々のLibrary Cafeの様子をご紹介しています。あわせてご覧くださいませ。


応募作品は20作品になりました

第四回飛鳥文学賞の応募作品は、5月17日17時の時点で20作品になりました。GW明けくらいから落ち着いてきましたが、それでもこれまでよりも速いペースです。ブリタニアに新しく生まれた本たちを、Library Cafe別館に読みにいらしてくださいね。また作品への感想文もお待ちしております。

 

 

今回は現在までご応募があった作品のうち、あらたに10作品をご紹介いたします。

 

No.11 K. J. Roleplaying作「A House on the Cape(岬に建つ家)」

ユーの岬に建つ家のテラスで、年老いた夫と妻が繰り広げる会話劇です。何気ない日常の会話からはじまり、ギルドの仲間たちのこと、アイテムのこと、ふたりの出会いのことなど、次第に過去にさかのぼっていきます。ふたりの静謐な会話は、ブリタニアの黄昏の雰囲気にぴったりです。

 

No.12 Zain作「hedi the headless」

hediは街の鼻つまみ者。手当たり次第に女に声をかけては罵られ、蔑まれ、挙句の果てにガードを呼ばれる始末。それでもhediはへこたれずにヘラヘラ笑っていました。けれどもそある日、声をかけた女に叫ばれ、男たちに叩きのめされたhediはついに・・・。短いながら恐ろしいお話です。

 

No.13 Ruku作「Britannia Atlas(ブリタニアの地名案内)」

ブリタニア各地の名所が記された本格的な地誌です。水域、島々、土地、山々、峡谷の各章に、合わせて59か所の名所が紹介されています。地名や座標だけでなく、その場所にまつわる逸話にも触れられているほか、巻末には解説と伝承もまとめられているなど、読み応え十分の内容です。

 

No.14 Gren作「Dragon Lantern」

身寄りのない少年クロムは、打ち捨てられた廃屋で古びたランタンを拾いました。火をつけた瞬間あたりが暗くなり・・・。今年4月に上演された舞台(動画はこちらこちら)のノベライズ作品です。本編に加えて作中の登場人物が遺した研究ノート「魂の研究」も収録されています。

 

No.15 Hina作「Fall in Dai.(一目ギレする美人)」

「死ねばいいと思う」。不穏な一言からはじまる、ちょっと大人向けの会話劇です。夫も子どももいる女と、妻子持ちと思われる男。超えてはいけない壁のあるふたりが交わす言葉の節々で、女と男の思惑と情念が絡み合います。そして会話の応酬はエスカレートしていき、やがて・・・。

 

No.16 Hina作「mage nyu-mon(メイジ入門)」

今年5月、飛鳥アンブラにあるUO大学Hinaさんが講師を務める魔道学基礎「メイジ入門講座」が開催されました(動画はごちら)。その時の講義ノートです。メイジの役割の紹介からはじまり、メイジのスキル構成、メイジの装備、メイジの楽しみ方など、メイジの基礎がすべて詰まっています。

 

No.17 Gren作「MPK」

MPK。それはモンスターを利用して相手を殺させるPKのこと。トランメルで繰り返せばハラスメントになる行為です。出会って一年になる友人から「周りのプレイヤーからMPKと間違われて困っている」という悩みを打ち明けられた主人公でしたが、なんだか口が重い様子。なぜなら・・・。

 

No.18 Miso作「escalation(戦士のむかう所)」

元服を迎え、初々しいちょんまげを結った太郎は、徳之諸島の住民たちの前で高らかに宣言しました。「拙者、民を護る立派な侍となり申す!」 けれどもブリタニアの魔物はあまりに強大でした。限界を感じた太郎でしたが、あることがきっかけで突破口を見い出します。それは・・・。

 

No.19 FALF作「Lion Chocolate」

寄ってらっしゃい見てらっしゃい! これなる本が描くのは ライオン印のチョコレイト! 嘘かまことか知らないが 飼い主想いのライオンが 苦心惨憺修行して 作ったというチョコレイト! 行商人が街角で チョコ売り歩く口上を リズムよろしくまとめたる 本書をどうぞご覧あれ!!

 

No.20 Gren作「Chain(鎖) 第2版」

駆け出しのワンダリングヒーラーの青年は、ある時、森の中でひとりの女性の幽霊を蘇生しました。屈託のない女性に誘われるまま、トリンシックにほど近い彼女の家へと招かれます。意気投合したふたりでしたが・・・。ブリタニアの人々の生と死の意味を問う物語、待望の第2版です。

 

 

作品は5月31日まで受け付けています。ご応募お待ちしております。感想文もよろしくお願いいたします!


今回もお読みいただきありがとうありがとうございました。ぜひ飛鳥の図書館Library Cafeにいらしてくださいね。また桜の図書館NewMagincia Petrushka Library、出雲の図書館Magincia Library、大和の図書館bibliomania瑞穂の図書館Jhelom Tactics Libraryをよろしくお願いいたします。

 

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Profile

Latour
Latour
Latour(ラトゥール)と申します。みなさんには「ラー」あるいは「司書」と呼んでいただいています。
飛鳥の図書館カフェ「Library Cafe」で司書をしているかたわら、私自身も作家活動も行っています。
本業は「人間も動物も治療できる専業ヒーラー」だったのですが、最近は冒険に出かけることもほとんどなくなり、図書館にこもってばかりいます。
プロフィール画像はPicrewの「こんぺいとう**メーカー」で作成しました。

3 件のコメント

  • お世話になっております。
    あすぶんの投稿期間だけでもいいのですが、ベンダーで赤い葉をお取り扱いいただくことはできませんでしょうか。
    よろしくお願いいたします。

  • Chandraさま
    Latourです。コメントありがとうございます。

    ご提案ありがとうございます。
    それでは飛鳥文学賞期間中のみ、赤い派を無料で配布させていただくことにします。
    本館の右側のベンダーに置かせていただきますね。

    赤い葉はShamer’sさんなど他のお店でも販売されており、
    ベンダー検索でも引っ掛かるため、Libary Cafeでの販売は控えておりました。
    今回はあくまで飛鳥文学賞期間中のみのお取り扱いとさせていただければと存じます。

    よろしくお願いいたします。

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