Library Cafeにご来店いただきありがとうございます
おかげさまでLibrary Cafeには毎日たくさんの方々が来てくださっています。先日はいつもNew Havenでお世話になっているGachapinさんが来てくださいました。写真は閲覧できなくなっていた本があるのをご指摘いただいたところです。ありがとうございました。
Gachapinさんはずっと前にお好きだった本を探していらっしゃるんだそうです。タイトルや内容は忘れてしまったとのことですが、見つかるといいですね。いつかLibrary Cafeがお役に立てることを願っております。他にも「こんな本を探してるんだけど」という方がいらしたらお声がけくださいね。
Turner様から寄贈していただきました
Library Cafeのポストの中にTurner様からの寄贈本がたくさん入っていました。丁寧なお手紙も添えてられています。前の記事の所蔵図書リストをご覧いただいて未所蔵の本を書写してくださいました。
Turner様は先日もご自宅にお招きいただきたくさんの蔵書を書写させてくださったばかり。お心遣いに感謝の言葉もありません。
それでは新しく寄贈してくださった本をご紹介します。
Black Lady作「a Lesser Hiryu」
誇り高き空の眷属、飛竜の物語。「色違い」である彼は人間たちに一族を滅ぼされ、彼自身も捉えられてしまいます。屈辱に打ち震える彼が最後に出会ったのはひとりの武士でした。飛竜の重々しい語り口が印象的です。
Black Lady作「Bulk Order」(2巻)
鍛冶屋のヴェザはバルクオーダーをこなす毎日。単調な日々にうんざり気味の彼の前に現れたのは剣士を目指す少女でした。インゴットの効果もルニックハンマーも知らない少女と会話するうちに大切な何かを思い出します。
Black Lady作「Katana」
刀鍛冶を志す青年。でも強力なAFや保険、修理証書などの登場で鍛冶屋は次第に時代遅れになっていきます。少年はやがて老人となり伝説の称号を手に入れた彼が最後に生み出した「最高の武器」とは・・・。
Black Lady作「Key」(3巻)
駆け出しの魔法使いの少女アンナは、胡散臭げな男ロンズに家の鍵を取られてしまいました。そのままアンナの家に居候を決め込んでしまうロンズ。ふたりは奇妙な共同生活をはじめますが・・・。
Black Lady作「Metal Chest」(3巻)
魔法使いアルマ、戦士グラン、盗賊のエル、3人組のトレジャーハンターたち。たまに喧嘩はするけれどそれなりに楽しい毎日でした。そんなある日、エルはもっと2人の役に立とうと魔法の修行を始めますが・・・。
Black Lady作「Present(プレゼント)」
馬の視点から語られる彼の「主人」のお話。「主人」は様々な人たちからたくさんのプレゼントをもらいます。馬や武器やそして土地まで。ところが「主人」ときたら。馬のちょっと皮肉な語り口が軽妙につづられています。
これまで収蔵したものも含めBlack Ladyさんの作品が15種類24冊になりました。実はBlack Ladyさんは以前から憧れの作家さんのひとりで、私(Latour)の作品はBlack Ladyさんの作風に大きな影響を受けています。いずれLibrary CafeでBlack Ladyさんの特集を組みたいと思っています。
Izayoi作「Ore to PKK(俺とPKK完全版)」(本編6巻+補足2巻)
PKされた新米冒険者がPKKとして成長する長編物語。やがて一人前になった彼の前に現れたのはかつての・・・。作者Izayoiさんのあとがきとこのお話をWEB版からUOに逆輸入したAllyさんによる補足付きです。
なお現在「俺とPKK完全版 6」が欠本になっています。もしお持ちの方がいらしたら書写させていただけたら幸いです。
Kip cHaN作「office」
Stevia@wakoku作「Savage Tamer」シリーズ」(3巻)
Taku-Taku作「ミーアへの復讐」(2巻)
これらのタイトルは成人向けの内容なのでここでの紹介は控えさせていただきます。実は「Stevia@WakokuさんとTaku-Takuさんは同一人物」という情報があるのですが、確証がないので別の作者として分類しました。成人向けの作品は今のところ【成人向け注意】という注意書き(赤いルーン)を添えて他の小説と一緒に収蔵していますけれど、いずれ専用の書架に封印・・・まとめることも検討しています。(追記:「成人向け」として書架8にまとめました)
Tris作「boku no tenohira(ボクノ テノヒラ)」(4巻)
4人の視点から語られる短編集です。好きな女の子に鎧をプレゼントしようとする鍛冶屋。大物を釣り上げるために奮闘する釣り師。孤児を引き取った木こりの静かな日々。自分の身に何が起きたのか気づかずに街へ戻ろうとする戦士。どれも珠玉の掌編です。
Tris作「under the sky(この空の下で)」(8巻)
UOの世界に迷い込んでしまった男は、いつしか賞金首として追われる身になっていました。傷ついた彼を助けてくれたのは森の中で祖母と暮らす盲目の少女。彼は少女の目を治す決意を固めます。その方法は・・・。
Trisさんの作品は今回初めて読ませていただきました。主人公によって文体を書き分ける手際が巧みです。そしてどの物語にも共通するのが「人間」という存在に対する愛。心地よい読後感に浸らせてくれます。
Lord Blackthorn作「A Weathered Journal(朽ちた日誌)」
最後はNPC本の翻訳。即位前のロード・ブラックソンが執筆したと思われる古ぼけた日誌です。未知の大陸イルシュナーとそこで発見された忌まわしきExodusについて記されています。
これでLibrary Cafeの蔵書は270冊になりました。Turner様今回もご協力いただきありがとうございました。
お読みいただきありがとうございました。ぜひLibrary Cafeにお越しくださいね。
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Profile
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Latour(ラトゥール)と申します。みなさんには「ラー」あるいは「司書」と呼んでいただいています。
飛鳥の図書館カフェ「Library Cafe」で司書をしているかたわら、私自身も作家活動も行っています。
本業は「人間も動物も治療できる専業ヒーラー」だったのですが、最近は冒険に出かけることもほとんどなくなり、図書館にこもってばかりいます。
プロフィール画像はPicrewの「こんぺいとう**メーカー」で作成しました。
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