Lloyd様から寄贈していただきました

Lloyd様から寄贈していただきました

ポストにたくさんの本が入っていました。その数なんと90冊! どれもまだ収蔵していない本ばかり。リストを確認してひとつひとつ書写してくださったんですね。Lloyd様のお心配りに感謝申し上げます。

 

今回は数が多いのですべてをご紹介するのは難しそうです。なので8タイトルを選んで紹介させていただきますね。

JERRY作「The trach barrel(ごみばこ)」

冬の夜道を急ぐ女性が出会ってしまったのは、最も恐れていた髭面の猟師、8本脚の馬を駆り生者の魂を連れ去る存在でした。死を覚悟した彼女。そこに大工を名乗るもうひとりの男が現れて・・・。幻想的な筆致が魅力的。UOならではの設定に各地の神話を織り交ぜて奥行きのある世界観を生み出しています。

 

KA=BU作「HORISHI NO UTA(堀師の詩)シリーズ」(7巻+別冊2巻)

ベテラン堀師が物語る体験談です。フェルッカの鉱山は埋蔵量が2倍。でも堀師を狙う鉱山PKに襲われる危険と隣り合わせです。時には殺されて全てを奪われ、時には間一髪逃げおおせて。とつとつとした一人称によって語られるのは、この世界が一番熱く輝いていた時代・・・。

 

なお現在「HORISHI NO UTA 7」が欠本となっています。お持ちの方がいらっしゃいましたら書写させていただければ幸いです。

※2020年1月8日追記:桜のVesper首長REMUS様から「HORISHI NO UTA7」ご寄贈いただきました。ありがとうございました!

LaLa作「kakera(破片)」

来る日も来る日もアンデッドだけを倒し続けている戦士。何が彼を駆り立てているのでしょうか。それは愛する人との思い出と、そして悲劇でした・・・。徳システムのひとつである「献身」を巧みにストーリーに組み入れることで、悲しい物語の結末の先にある希望を予感させます。

 

niwatori編「コケコケ迷作集シリーズ」(4巻)

昔あちこちのシャードで書かれた本を、作者の許可を得てniwatoriさんが再編集したシリーズです。PKとPKKの戦闘地帯に家を建ててしまった男、風邪で朦朧としながらステスクに参戦してしまった女性など、誰もがクスリとするお話ばかり。編者であるniwatoriさんのセンスも垣間見えて興味深いです。

 

今回収蔵させていただいたのはNo.003(Takeru作「It’s Destard」)、No.006(Anton作「Mugenboukenki 1」)、No.011(束子作「kazewohiitaTawasi」)、No.012(runrun作「My Technique」)の4冊です。もし他の番号のお話をお持ちの方がいらしたら書写させてくださいね(追記:niwatori 様ご本人からNo.001〜013を寄贈していただきました)

nya作「a Forest Ostard」

狩りの最中に「ラグ」に襲われた私。気がついた時に目にしたものは、幽霊になっている自分と、私の遺体を守るかのように戦い続ける2頭のオスタード。私は必死にヒーラーを探しますが・・・。まだペットが親愛化できなかった頃の辛い思い出。でもあの頃の方がペットとのきずなは強かったように感じます。

 

tanake作「ceramic heart」

ゴーレムの一人称で綴られる物語です。「創造主」の男性によって作られた彼は「ご主人様」となる女性に譲られます。その後もゴーレムの修理のためにたびたび「創造主」の工房を訪れる「ご主人様」。いつしかゴーレムは2人の想いに気づきますが・・・。切なくて、そして美しいお話。泣きたい時にぴったりです。

 

Yuh作「The Veteran OF Trinsic(トリンシックの老ガード)」

トリンシックの城門を守り続ける老ガードのお話。剣の腕は今ひとつなのに、引退後も頑なに城門を守り続けるその老人を、周囲の人々は変人扱いしていました。やがて彼は城門の前で孤独な死を迎えます。はたして彼は何を守ろうとしていたのでしょうか。それは個人的な名誉などではなく・・・。

 

yuzuriha作「sakura birthday(sakura誕生の話)」

桜シャードが誕生した頃の体験談です。家が一軒も建っていない広大な原野。誰もが初期装備。みんな低スキル。必死に生きるキャラクターたちの向こうには、同じ時間を共有する「人間」の存在を確かに感じる・・・。この世界で一番大切なものが描かれています。

 

 

これでLibrary Cafeに収蔵されている本の数は360冊になりました。Lloyd様、ご寄贈いただきありがとうございました。

なお、今回寄贈していただいた本を収蔵するにあたり、分類方法を改めたうえ本棚の入れ替えを行いました(そのために飛鳥中の皮製容器刻印ツールを買い占めたのは私です。ごめんなさいね・・・)。現在の収蔵図書の詳細は最新の記事をご覧ください。

今回もお読みいただきありがとうありがとうございました。ぜひLibrary Cafeにいらしてくださいね。

 

 

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Profile

Latour
Latour
Latour(ラトゥール)と申します。みなさんには「ラー」あるいは「司書」と呼んでいただいています。
飛鳥の図書館カフェ「Library Cafe」で司書をしているかたわら、私自身も作家活動も行っています。
本業は「人間も動物も治療できる専業ヒーラー」だったのですが、最近は冒険に出かけることもほとんどなくなり、図書館にこもってばかりいます。
プロフィール画像はPicrewの「こんぺいとう**メーカー」で作成しました。

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