Library Cafeについて
飛鳥シャードにあるLibrary Cafeは、ウルティマオンラインのプレイヤー作家が書いた本(PC本)やNPC本の収集・公開を行っている図書館カフェです。Library Cafe(本館)、Annex(別館)、Neo(新館)の3つの図書館に分けて収蔵されたたくさんの本たちをどなたでも読むことができます。
現在の収蔵している4300冊の本たちの詳細は収蔵図書リスト(2023年6月5日現在)をご覧ください。またSA本の収蔵状況についてはこちらをご覧ください。
Library Cafe本館にはルナゲート近くのFreeSpaceAsukaさんからハウス間テレポーターでお越しいただくのが便利です。また本館・別館・新館の各館はテレポーターで相互に結ばれており、簡単に行き来することができます。詳しくはLibrary Cafeへの行き方をご覧ください。
Twitterでも本のご寄贈など日々のLibrary Cafeの様子をご紹介しています。あわせてご覧くださいませ。
第四回飛鳥文学賞の応募を締め切りました
6月1日午前7時を持ちまして、第四回飛鳥文学賞の募集を締め切りました。応募数は33作品。これまで最多だった第一回と第二回(いずれも27作品)を上回り過去最多となりました。これもこのところのブリタニアの隆盛の表れのように思います。たくさんのご応募ありがとうございました。
YouTubeでも紹介されました
バッカーニアーズ・デン・マンデーの5月22日、5月29日の放送では、第四回飛鳥文学賞の応募作品に対する感想が紹介されました。文学の泰斗でいらっしゃるCaptain Jordanさんと、映画などのカルチャーにお詳しいBAR-Chinさんによるトークで、応募作品について軽妙かつ奥深く論じられています。
5月24日のまるくまでは、第四回飛鳥文学賞の応募作のうち、短編を中心とする12作品が、FALF(丸熊)さんによって朗読されました。2時間半にわたる情感豊かな朗読は必聴です。ぜひ視聴してみてくださいね。Library Cafe別館への行き方についても身体を張って(!)解説してくださっています。
ちゃんねるマユタのMCのMAYUTAさんとNanacoさんは、お二人とも第四回飛鳥文学賞にご応募くださっています。5月26日の配信では、お互いの作品を朗読し合うという試みが開催されました。Nanacoさん作品のホラーな展開にMAYUTAさんが本気で怖がっていらっしゃるなど、臨場感あふれる放送です。
感想文は6月9日まで募集しています
感想文は引き続き6月9日まで募集しています。ベンダーが無料で配布している本1冊につき1作品の感想文をお書きいただき、Library Cafe別館入口の専用メールボックスに投函してください。感想文は読者賞選考の参考にさせていただくほか、6月10日の表彰式の後に各作者にお渡しいたします。
今回は、第四回飛鳥文学賞の応募作品のうち、前回までにご紹介できなかった13作品をご紹介します。
No.21 Niwayagi & mike作「Yagi Hanko Book」
にわやぎさんオリジナルの顔文字「やぎ文字」の魅力がつまった3巻本です。1巻目は本書を書くにいたった動機とやぎ文字の解説。2巻目は本作のメインとなるやぎ文字の一覧、3巻目はその対訳となっています。飛鳥文学賞史上初めての共著にしてコラボレーション・アート作品です。
No.22 Niboshi作「257stones」
旅立ちを控えた人物が、持っていく道具を確認している様子を、静謐な筆致で描いた作品です。ダガー、手斧、ロープ、包帯。そしてポーションや秘薬の数々。アイテムひとつひとつを丁寧に確認しながら、静かに緊張が高まっていきます。やがて準備を終えた主人公が向かう先は・・・。
No.23 Melody作「Sin and Forgiveness(咎の黒刃、赦しの白刃)」
森の中を歩いていたガーゴイルの男は、いつの間にかオークの群れに囲まれていました。襲いかかってきたオークの斧がガーゴイルの眼前に迫ったその時、一人の武士が割って入り・・・・。ガーゴイルの鍛冶屋と人間の武士のバディによる冒険活劇です。二人の過去と因縁にもご注目。
No.24 MAYUTA作「TEN CARU(転生したらカルゴだった件)第一章」
シャドウガードでまた死んでしまったMAYUTAさん。仲間たちは蘇生を試みますが、いつまでたってもMAYUTAさんの幽霊が現れません。実はその頃、MAYUTAはソーサリアとはまったく異なる世界に転生してしまったのでした。はたしてその場所とは? そして転生先の宿主とは? 異色の異世界転生作品です。
No.25 nanaochan作「蓋」
絵を描くことにはまっているというGrenにモデルを頼まれたキャプテン・ジョーダンは黒熊亭を訪れました。でも店内には誰もおらず静まり返っています。酒を飲んで待っていようとカウンターに入った彼は一冊の本を見つけました。何の気なしにページをめくるジョーダンでしたが・・・。
No.26 Pepper Corn作「A Black NinjaBook(黒い忍術書)」
今日もお気に入りのバケキツネのブラッシングに余念のないライデンのもとに、興奮した様子のペッパー・コーンが走ってきました。手には黒い忍術の書。なんでも廃屋で見つけたのだとか。他にもお宝があるはずだからライデンとバケキツネの力を借りたいというペッパーですが・・・。
No.27 Hina作「mage build(メイジビルド 北天のケフェウス)」
風薫る五月のムーングロウ。ひとりの少女が銀行に向かっていました。受付を済ませ、順番を待っている彼女に話しかけてきたのは見知らぬ年老いた男。彼からボロボロになった一冊の本を託されますが・・・。小説風のはじまりですが、実践的なメイジスキルの解説書になっています。
No.28 Gren作「Knights of Rabbit(うさぎの騎士)」
畑に刺された緑の棘は、地下に住む「私」の巣穴まで続く大きな穴を開けました。びっくりしてあわてて外に飛び出した「私」を待ちかまえていたのは、斧をかまえた屈強な戦士。最近流行りのうさぎ狩りであることを理解し、観念した「私」でしたが、不思議な人影があらわれて・・・。
No.29 Kryten作「In-Ort-Lem(強化する人)」
シーフ。かつては悪の花形職業として人気でしたが、世界の法則の変容によりいつしか「終わっている」と言われる職業になっていました。そんな時代遅れのシーフの男が、悪態をつきながらフェルッカの銀行にリコールします。誰もいないと思ったそこにはガーゴイルの女がいて・・・。
No.30 Nibhoshi作「The bar where she was(彼女のいた店)」
酒場の跡地にたたずむ女性の物語です。めぼしいアイテムは持ち去られ、残されたがらくたが消滅しても、彼女はひとり目の前の木をじっと見つめています。木の幹に下げられた古びたサインプレート。それが風に吹かれて「パタン」と音を立てた瞬間、彼女の記憶は過去へと遡行します。
No.31 Chandra作「Akari(アカリ)」
「ある仕事」を成し遂げた帰路、ウィルバーはアダルベルトに尋ねます。「それにしても、なんだってあんたはそんなに金に執着するんだ?」その問いに答えるようにアダルベルトが語りはじめたのは、フェルッカとトランメルが分かれる前の時代の、とあるふたりの女性の物語でした。
No.32 Lia the stitcher作「Whoever you are(あなたが誰でも…。)」
「水を汲ませてくれないか」茅葺き屋根の家で家畜たちと暮らす女性のもとにやってきた旅人。水を汲む男の横顔が疲れて見えたのでパンを差し出すと、男お礼を言い、彼女にブレスレットを渡して去っていきいました。ゆるやかな時の流れの中で、ふたりは逢瀬を重ねていきます・・・。
No.33 nanacochan作「HAEKOTOKO(はえことこ)」
Yewの田舎から出てきた錬金術師カリンの唯一の不満は、持ち家がないこと。ある日のこと、酒場で声をかけてきた不動産屋を名乗る男から一軒の家を紹介されました。古びてはいるもののベスパーからほど近く、お値段もお手頃。すっかり気に入って購入を決めたカリンでしたが・・・。
今回もお読みいただきありがとうありがとうございました。ぜひ飛鳥の図書館Library Cafeにいらしてくださいね。また桜の図書館NewMagincia Petrushka Library、出雲の図書館Magincia Library、大和の図書館bibliomania、瑞穂の図書館Jhelom Tactics Libraryをよろしくお願いいたします。
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Profile
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Latour(ラトゥール)と申します。みなさんには「ラー」あるいは「司書」と呼んでいただいています。
飛鳥の図書館カフェ「Library Cafe」で司書をしているかたわら、私自身も作家活動も行っています。
本業は「人間も動物も治療できる専業ヒーラー」だったのですが、最近は冒険に出かけることもほとんどなくなり、図書館にこもってばかりいます。
プロフィール画像はPicrewの「こんぺいとう**メーカー」で作成しました。
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