【図書カフェだより】第5回飛鳥文学賞:応募作品紹介④

Library Cafeについて

飛鳥シャードにあるLibrary Cafeは、ウルティマオンラインのプレイヤー作家が書いた本(PC本)やNPC本の収集・公開を行っている図書館カフェです。Library Cafe本館)、Annex(別館)、Neo(新館)の3つの図書館に分けて収蔵されたたくさんの本たちをどなたでも読むことができます。

 

現在の収蔵している4862冊の本たちの詳細は所蔵図書リスト240513をご覧ください。またSA本の収蔵状況についてはこちらをご覧ください。

 

Library Cafe本館にはルナゲート近くのFreeSpaceAsukaさんからハウス間テレポーターでお越しいただくのが便利です。また本館・別館・新館の各館はテレポーターで相互に結ばれており、簡単に行き来することができます。詳しくはLibrary Cafeへの行き方をご覧ください。

 

X(旧Twitter)でも本のご寄贈など日々のLibrary Cafeの様子をご紹介しています。あわせてご覧くださいませ。


感想文は6月21日(金)朝のメンテまで受け付けます

感想文は現在289冊寄せられています。感想文用の本は展示会場のベンダーで無料配布しています。感想文は6月20日(金)朝のメンテまで受け付け、翌21日の表彰式でそれぞれの作者にお渡しいたします。また14日までにいただいた感想文は「読者賞」選考の参考にさせていただきます。

 

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今回は第5回飛鳥文学賞にご応募いただいたうち12作品をご紹介いたします。

No.32 Hina作「putrefier(緑閣下を殴り倒す本)」

putrefier(通称「緑閣下」)を倒すための攻略本です。自分の性能と緑閣下の性能を前提とし、スキルや装備などの条件を変えて何度も計算し勝利の可能性を検証する過程はさながら学者の研究ノートといった趣です。まいすさんが「読む人が読むと大変参考になる」と太鼓判を押す内容です。

 

No.33 Pepper Corn作「Please Come On!(おいでませ武士道道場)」

誉島にある武士道道場。ロウニンやエリートニンジャが集まるこの道場は危機に直面していました。冒険者がまったくやって来ないのです。どうすればファンダンサー道場のような人気道場になれるでしょう。重鎮たちがあれやこれやの策を練る中、ロウニンの一人が口にした策は・・・。

 

No.34 Pepper Corn作「Across Homarejima(誉島横断旅行)」

ペッパーコーンは追いつめられていました。文学賞の〆切が10日後に迫っているというのに1ページもかけていないのです。そんな彼のために一肌脱ごうとライデン&テンライ兄弟が誘ったのは誉島縦断ツアー。ライデンとテンライの趣味全開の場所を巡るうちにペッパーコーンは・・・。

 

No.35 TAIYOUJI RESORT作「Britain-Bang-Bang-Born(ブリン-バン-バン-ボン)」

これまで奇想天外なアトラクションで人々を驚かせてきたブリタニアのダ・ヴィンチこと太陽寺さんがまたやってくださいました。今度は100ページ全編アニメーション。アニメ「マッシュル」OPの替え歌に乗せてUO本が動き踊ります! 1秒ずつ注意深くページをめくって読んでくださいね。

 

No.36 BAR-chin作「Buccaneer’s Bath(銭湯 バッカニアー湯)」

数多のモンスターたちを癒してきたバッカニアー湯のオークの女将ゴルザに届いた辞令。それはオーク船への人事異動の知らせでした。是非もなしと気持ちを切り替えて新天地へと赴くゴルザに対しブリタニア中のモンスターたちは・・・。ゴルザ姐さんのカッコよさが際立つ一冊です。

 

No.37 DOUKE社作「TOWNWORP(タウンワープ ブリタニア版)」

あなたにぴったりの正社員が見つかる就職情報誌『タウンワープ』のブリタニア版です。紹介されているのはあんな仕事やこんな仕事。ブリタニアンなら思わずニヤリとする仕事の数々がコメント付きで掲載されています。巻末特集のルポ「営業保険マンアフラくんの一日」も必見です。

 

No.38 Niboshi作「the story of SHIRO(しろの物語)」

クーシ―の子どもしろと、テイマーを生業とする家族の末娘リイコの物語です。身体が弱いため狩りに向かないしろですが、テイマーの家族と一緒に居続けるその訳とは・・・。ブリタニア文学の主要ジャンルのひとつである「ペットとのきずな」がにぼしさんの温かい筆致で描かれます。

 

No.39 Park Guell作「Britannia’s Wind 2024(ブリタニアの風)」

第1回飛鳥文学賞から同じタイトルでずっとご応募いただいている詩を今年も届けてくださいました。わずか2ページ4行、この紹介文よりも短い詩のフレーズに込められているのは、何千何万の言葉に勝る抒情と余韻・・・。物語などの散文とは異なる韻文ならではの味わいをご堪能あれ。

 

No.40 HidokuKurai SORA作「TREASURE HUNTER」

トレジャーハンターのデンゴが偶然拾った本。それはブリタニアを去った者たちの最後のメッセージと座標が、1ページごとに記された手記でした。やがてデンゴは運命に誘われるように本に記された座標をめぐる旅に出ます。その先々で遺されていたもの、出会ったものとは・・・。

 

No.41 TAIYOUJI RESORT作「愛のカタチ」

物語の舞台は現代からはるか未来、AIが発達した時代です。2974年、世界最古のMMORPであるUOにAIが導入されますが、紆余曲折を経て廃止されました。そしてさらに時が過ぎた2085年、UOプレイヤーが集まるオフ会に参加したジョアンは、UO婚相手のルチアと初めてリアルで会いますが・・・。

 

No.42 Frederica Valent作「house of tragedy」

記憶が欠落した男が一人で暗闇を歩いている描写から物語は始まります。やがて男の前に現れる恐ろしい光景とそれに続く惨劇、そして男は・・・。いったいこの物語で描かれた情景の何が現実で何が幻想なのでしょう。それすら判然としない叙述が、読者の恐怖をさらに掻き立てます。

 

No.43 Myriel作「Love at first sight(ひとめぼれ)」

見習いテイマーのナラは、テイムした動物に「Nara」と名づけることを日課にしていました。そんなある日「Asuka」と「Yamato」と名づけられた動物を見かけました。自分と同じことをしている人がいるなんて! 運命を感じたナラは、アスカとヤマトに会ってみたいと思うようになりますが・・・。

 

 


今回もお読みいただきありがとうありがとうございました。ぜひ飛鳥の図書館Library Cafeにいらしてくださいね。出雲の図書館Magincia Library瑞穂の図書館Jhelom Tactics Library、をよろしくお願いいたします(大和のbibliomania桜のNewMagincia Petrushka Libraryはただ今休館中です)。

 

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Profile

Latour
Latour
Latour(ラトゥール)と申します。みなさんには「ラー」あるいは「司書」と呼んでいただいています。
飛鳥の図書館カフェ「Library Cafe」で司書をしているかたわら、私自身も作家活動も行っています。
本業は「人間も動物も治療できる専業ヒーラー」だったのですが、最近は冒険に出かけることもほとんどなくなり、図書館にこもってばかりいます。
プロフィール画像はPicrewの「こんぺいとう**メーカー」で作成しました。

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