第一回飛鳥文学賞:応募作品紹介①

Library Cafeについて

飛鳥シャードにあるLibrary Cafeは、Ultima Onlineの作家さんが書いた本(PC本)を中心に収集・公開を行っている図書館カフェです。本館にはPC本を、すぐ南東にある別館にはNPC本を、合計1281冊の本を収蔵しております。現在の収蔵図書の詳細は最新の記事をご覧ください。

 

Library CafeLibrary Cafe Annexへの行き方はこちらをご覧くださいませ。

 


飛鳥文学賞にたくさんの応募作が集まっています

飛鳥のベスパー首長様OUTさん主催による第1回飛鳥文学賞(詳細はこちらこちらをご覧ください)には、募集開始から1週間で12作品のご応募がありました。Library Cafe Annexの庭の展示スペースが早くもいっぱいになってきました。これにはOUTさんも私もびっくり。うれしい悲鳴です。

 

今回は今日(5月18日)までにご応募いただいている12作品をご紹介いたします。ただし審査前ということもあり、いつものような私個人の感想はなるべく抑え、あらすじのみを紹介させていただきます。作品の面白さはぜひ展示会場でご自身で読んで味わってくださいね。

 

 

 


【エントリーNo.01】mire作「Singing Prince」

ブリテインの酒場ブルーボア。様々な人々が集うこの酒場で、駆け出しの吟遊詩人の青年がリュートを爪はじきながら歌っていました。けして下手なわけではないのに、ほとんどのお客さんはトランプやチェスに夢中の様子。そんな中ひときわ熱心に歌に聴き入っている町娘がいました・・・。

 

【エントリーNo.02】HidokuKurai SORA作「SomeStonesStories 2」

Dragon Tamerを目指すMotsugoro-は日々特訓に明け暮れていたが、やがて成長は停滞し、いつしか酒に逃げるようになっていた。そんなMotsugoro-の前に現れたベテランテイマーBIG YOSHIDA。彼はMotsugoro-に賭けを提案する。2羽のchickenのうちどちらがgreater chickenか当ててみろ、と。

 

なお、本作品はHidokuKurai SORAさんのブログSome Stones Storiesで全文を読むことができます。

 

【エントリーNo.03】mire作「Love Potion」

ニューマジンシアに露店を開いていている薬師の青年のもとには、毎日たくさんのお客さんがやってきます。町の劇場で役者を務める美しいブロンド娘も常連客の一人です。そして二人のやり取りを眺めている人影がひとつ。それは花屋の看板娘でした。はたして彼女の恋の行方は・・・。

 

【エントリーNo.04】Hina作「the Down(その男、東雲につき)」

旅行家のHinaは愛猫のマネキネコとともに新たな旅に出発しました。今回の目的地はデシート島。誠実の神殿参りです。島に渡るために船を調達したHina。「そんな船で沖へ行くのはやめておきな」という船大工の忠告もよそに、手漕ぎ船で意気揚々と大海原に漕ぎ出しましたが・・・。

 

【エントリーNo.05】Hina作「Red Name Raid(レッドネーム・レイド)」

レイドとブリッツウェルはブリテインの三叉路あたりを根城にする盗賊。道行く者をを殺し、奪う。そんな刹那的な生き方を謳歌する男たち。やがて結婚を機に足を洗うことにしたブリッツウェルを、レイドは快く送り出した。その翌日レイドたちは通りかかった旅人の女を惨殺したが・・・。

 

【エントリーNo.06】Sherry作「— Slight Mistake —」

濃密な香りが私を緩やかに蝕んでいく。何も見えず、聞こえない。ただ闇に溶けていくだけ。思考が爆ぜて止まらない。見えない膜のような物の中でもがき続ける。感覚も、時間の概念すらなくなり、思考が次から次へと生まれては消えていく。この不可思議な表現世界の果てには一体・・・。

 

【エントリーNo.07】Apricot Jam作「Flower Crown Girl(花冠の少女)」

いつものようにラマに乗ってイルシュナーを散歩していると、少女に声をかけられました。聞けば祖父が経営する農場まで行くとのこと。比較的安全とはいえ道を逸れれば危険地帯。どう見ても冒険者のいで立ちではない彼女を放っておけず、農場まで護衛することにしましたが・・・。

 

【2020年10月21日追記】本作品はApricot Jamさんのブログじゃむ屋で全文を読むことができます。

【エントリーNo.08】Nixie作「place where the sun(陽の当たる場所)」

僕はとても暗い場所で産まれ、おひさますら知らなかった。そんな僕でも知っているのは、今この国には王様がいないこと。混沌が世界を包んでいること。ある日初めて表の世界に出た僕はふたりの女性の会話を耳にした。ひとりは屈強な女性ドーン。もうひとりはシェリーという名の・・・。

 

なお、本作品はNixieNeon)さんのブログみんなのうるてぃまおんらいんで全文を読むことができます。

【エントリーNo.09】tanake作「A World Apart」

男は何もない平原に立っていた。そんなはずは・・・と思った次の瞬間、別におかしなことではないのに気がついた。男は帰ってきたが、時は帰ってこない。ただそれだけの話だ。Britain銀行前もかつての賑やかさはない。絶望し酒をあおる男に話しかけてきたのは・・・人語を操るMongbat?

 

【エントリーNo.10】Kusari-Man作「土地争いの記録」

これはトラメルがまだ存在しない時代の記録である。俺は広い土地の中央に小さい家が建てられているのを見つけた。資金難でタワーを立てられなかったのだろうが、こういうのは早い者勝ち。すかさず近くの土地を確保する。その時からその土地をめぐる俺と隣人との壮絶な死闘が始まった。

 

【エントリーNo.11】Hina作「Bookstore Britania(ブリタニア書籍堂~おいしいキャベツの作り方~)」

古びたいい雰囲気の書籍店を見つけた私。この手の店には当たりの本があると直感して扉を開くと、山と積まれた本に囲まれた女性の店員さんがいた。聞けばここの本はすべて彼女が書写したものだという。何かお探しですか、と問いかける店員さんに遠慮しつつ、私が尋ねた本は・・・。

 

【エントリーNo.12】Rocchi作「a Corp Streamer(鯉のぼり)」

徳之島に生息する不思議な魚、鯉。生命力が強く寿命が極めて長い。どんな物でも食べ、どんな水にも適応できるタフな魚だ。しかしその生命力や寿命の長さのわりには、大きく育った鯉が捕まることはめったにない。普段は水底深くに生息するという以外の、その理由とははたして・・・。

 

 

応募締め切り(5月31日)までまだお時間がありますので、たくさんのご応募をお待ちしております!

 


感想文を募集しています!

飛鳥文学賞では読者の皆様の感想文も募集しています。お寄せいただいた感想文をもと「読者賞」が選ばれますので、ふるってご応募くださいませ。感想文はベスパーミニホールまたはLibrary Cafeのポストに投函してください。gargoyleさんもやる気まんまんのご様子です

 

なお、本のそばに置いてあるルーンはいずれもベスパーミニホールに通じています。応募作や感想文の投稿にご利用ください。

 

 


今回もお読みいただきありがとうありがとうございました。ぜひ飛鳥シャードの図書館、Library Cafeにいらしてくださいね。また桜シャードの図書館、NewMagincia Petrushka Library、出雲シャードの図書館、Magincia Libraryもよろしくお願いいたします。

 

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Profile

Latour
Latour
Latour(ラトゥール)と申します。みなさんには「ラー」あるいは「司書」と呼んでいただいています。
飛鳥の図書館カフェ「Library Cafe」で司書をしているかたわら、私自身も作家活動も行っています。
本業は「人間も動物も治療できる専業ヒーラー」だったのですが、最近は冒険に出かけることもほとんどなくなり、図書館にこもってばかりいます。
プロフィール画像はPicrewの「こんぺいとう**メーカー」で作成しました。



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