【図書カフェだより】第6回飛鳥文学賞:大賞および各賞発表!

大変長らくお待たせいたしました。第6回飛鳥文学賞の各賞受賞作品を発表いたします。

大賞から順にご紹介します。過去最多となる応募総数52作品の頂点に輝いたのは・・・。

【大賞】No.25 Lia the Stitcher作『Whoever you are(あなたが誰でも ブリタニアの四季)』

家畜を育てて暮らす私のもとにふらりと訪れた旅人の男。その後男は時々私を訪ねて来るようになり・・・。二人の逢瀬がブリタニアの四季の移ろいとともにつづられます。

選評(飛鳥文学賞三賞選考委員会)

本作は、卓越した描写力と構成の完成度により、三賞選考委員会に強い印象を与えました。UOに登場する場所やスキル、アイテムをさりげなく織り込みつつ、繊細で丁寧な筆致で描くことで、「ゲーム空間」ではなく独自の風土と文化に根差した「血肉の通った世界」としてのブリタニアを鮮やかに、美しく描き出しています。 登場人物たちのつかの間の逢瀬と、ブリタニアの季節の移ろい。それらを通じて、心情や人間関係の微妙な変化を巧みに描き出す手腕も際立っています。作者は過去の短編に筆を加え、新作を織り交ぜて再構成することで、長編としての重層的な魅力と深みを実現しています。 物語性には乏しい面がありますが、劇的な展開に頼ることなく読者の想像力と共感を喚起するその手法は、長編詩や絵画のような表現として評価されました。三賞選考委員会はこの作品がブリタニア文学における新たな表現を切り開いたと考えています。 本作は、作者の作家としての成熟と個性の確立、そしてこれまでの創作の積み重ねが結実したものであり、第6回飛鳥文学賞大賞にふさわしい作品であると評価されました。

 

【佳作】No.22 Clara Ocean作『The Journey of a Girl(ある少女の物語)』

まだ世界がひとつだった時代のブリタニアに降り立った女の子の物語です。モンスターとの戦闘の高揚と死。ガードPK。そしてWARギルド。無秩序な時代の無秩序な世界に翻弄されながら、少女は成長していきます。

選評(飛鳥文学賞三賞選考委員会)

本作はUOというMMORPGの世界を舞台に、ひとりの少女の成長を描いた作品です。最大の魅力はその没入感にあります。作中で少女が経験する困惑や恐怖、喜びや喪失は、読者自身のUOの記憶と重なり、追体験を呼び起こすでしょう。特に黎明期のUOを知る読者にとっては、あの無秩序でエネルギッシュな時代における理不尽な死や唐突な別れといった「負」の側面も懐かしく感じるはずです。その意味で、本作は単なる一プレイヤーの回想に留まらず、ひとつの時代の記録としての価値も有しています。まさに「これがウルティマオンラインなんだ」と感じられる作品だと高く評価されました。 一方で、文体や構成、語彙など書き手としての技術的な面はまだ荒削りであることは否めません。しかしそれは同時に作者の「伸びしろ」でもあります。 これらのことが総合的に評価され、佳作の受賞となりました。

 

【佳作】No.45 EMU作『YoAke no IRO(夜明けの色)第2版』

トリンシックの南の森の小さなパン屋さんのお話です。「ヤミィ~ヤミィ♪ クロエのほかほかパン焼き上がり~♪」オウムの歌声とともにクロエのパン屋さんが開店。今日も様々なお客が訪れて・・・。

選評(飛鳥文学賞三賞選考委員会)

本作はパン屋の少女と客たちとの交流を軸に、感情の機微や幸せのかたちを丁寧に描き出した作品です。「難しいテーマ」に正面から向き合いつつ、それを読者に押しつけることなく、自然な気づきを促す構成が高く評価されました。物語後半で明かされる事実によって、それまでの場面が別の意味を帯びてくる描き方や、再読することで新たな発見が得られる点も優れています。また挿絵や顔文字といったビジュアル要素の活用は、単なる装飾を超えて作品世界の雰囲気を強める効果を持っています。 一方、物語の中で「あるアイテム」が重要な鍵として効果的に用いられてはいるものの、全体としてUOでなくとも通用しうる普遍性を有した作品です。そのため、UO内の文学賞作品としては物足りなさにも繋がりました。 しかし作家としての確かな成長と挑戦の跡が感じられる作品であり、佳作の受賞となりました。

 

【短編賞】該当なし

選評(飛鳥文学賞三賞選考委員会)

今回の短編賞につきましては、厳正な審査と活発な議論を重ねた結果、「該当作なし」という結論に至りました。 応募作の中には、構成や文体に工夫が凝らされたものや、独自の着想が光る作品も多く見受けられました。しかし、40ページ以内という限られた分量の中で、読者の心を強く打つ切れ味や、読後に深く残る印象といった、長編にはない「短編ならではの魅力」において、三賞選考委員全員が一致して推挙できる決定的な一作には、最後まで出会うことができませんでした。 短編作品をご応募くださった皆さまには、心より感謝申し上げます。第7回飛鳥文学賞では、さらに研ぎ澄まされた珠玉の短編に出会えることを楽しみにしております。

 

【ベスパー賞】No.11 Latour作『A Librarian is Born(司書の生まれた日)第2版』

コーブで治療院を営む一家の幼い娘は、一人で薬草を摘んでいる時にヘッドレスと鉢合わせしてしまいます。何とか見張り小屋に逃げ込んだ彼女が、そこで見つけたものとは・・・。

選評(Bunzo:飛鳥ベスパー首長、各賞選考委員)

作中の女の子が物語に没入する様に共感を覚えた。ブリタニアには見ない幻の獣”グリフォン”の存在が、様々な魔法やブリタニアの多くの種類のモンスターにまみえている私にもブリタニアとは違う世界に対する新鮮さを感じた。 子供の頃に心に残った”宝物”はずっと覚えているつもりでも年月が経つ内に忘れてしまいがちだ。この本は私の中に埋もれて忘れていた”宝物”を出させてくれた…そう思って止まない。

 

 

【ユー賞】No.21 Melody作『Korotan Ganbare(コロタンがんばれ)』

駆け出しの冒険者エリシアは、相棒のジャイアントビートルのコロタンと一緒に暮らしています。そんなある日、お得意様のお金持ちのペットのリスを預かることになりました。とても愛らしいリスでしたが・・・。

選評(MAYUTA:飛鳥ユー首長、各賞選考委員

YEWが舞台になっている所から引き込まれました(笑) コロタンとリリスのやり取りがカワイイ♪ 自分のペットたちも待機中や厩舎に預けている時はこんな会話をしているのかなぁと微笑ましくなりました。コロタンの表情が絵文字で表現されているのもしっかりキャラが立っていてよかったです。真面目で良い子だけどちょっと頼りなさもあったコロタン、まさかあんな秘密があったなんて… 最後はスカッとする展開も読んでいて爽快でした!しっかりとタイトル回収もあって、最後の最後まで楽しめる一冊です。あとがきで知りましたが、今作は「コロタン大好き」という作品の続編だったとは!? 早速Library Cafeで検索しなくちゃ!

 

【森の動物賞】No.13 YUKISTARsF作『The Britannia Compendium of Aquatic Animals』

ゆうき船長が飛鳥海洋博物館の開館にあたり執筆された『ブリタニア水生生物大全』全6巻を一冊にまとめたもの。ブリタニアで釣れる全ての魚がくわしく紹介されています。

選評(FALF:各賞選考委員)

魚介類図鑑!! ブリタニアの水辺で釣れる様々な生物と、よく似た地球の魚介についてちょっと詳しくなる生き物好きに嬉しい一冊だと思います。読むとなぜだか腹が減るのが玉に瑕。明日は魚を食べる日…… *よだれ*

 

 

【ユアストーンズ賞】No.37 Neon作『A Britannian’s Diary(とあるブリタニアンの日記)』

ある別れから始まる物語。出会いと別れは世の定め。一体誰がどこで間違ったのか。彼女の思い出の一人語りはきっと多くのブリタニアンの記憶に通じる、まさにウルティマオンライン・・・。

選評(HidokuKurai SORA:第1回飛鳥文学賞大賞受賞者、三賞選考委員)

私は本作の空虚で、しかし何かを問われたような読後感を忘れることができませんでした。本作はUOにおける男女の別れを描きながら、その先を綴り筆を置いています。そこには「嫌ならやめればいいだけ」の世界に、なぜ執着するのかという危険な問いがあるように感じました。これはUOという仮想現実に住む私たちをテーマにした一つの極地ではないでしょうか。

 

 

【ボックスインボックス賞】No.17 Ruku作『Ilshenar Atlas(イルシェナーの地名案内)』

イルシェナー各地の名所が紹介された地誌。第4回飛鳥文学賞佳作受賞作『ブリタニア地名案内』の続編にあたります。地名の由来なども解説されていて、私たちの世界の広さや多彩さを知ることができる一冊です。

選評(Chandra:第2回飛鳥文学賞大賞受賞者、三賞選考委員)

お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、ボックスインボックス賞というこの賞の名前は、UOという箱庭の中に『本』という箱庭を作るという構造が、入れ子を思い起こさせることからつけました。ということをこの本を読んで思いつきましたので、『イルシェナーの地名案内』をボックスインボックス賞としたいと思います。

 

 

【スカルキャップ賞】No.18 Yoko作『morimori-tei(もりもり亭)』

ここはもりもり亭。街と森の間にある、宿屋兼酒場。気さくなおかみさんと、腕はいいけどちょっとシャイな料理人がいるこの店には、昼も夜もお客さんがひっきりなしに現れます。さて、今日のお客さんは・・・。

 

選評(Gren:第4回飛鳥文学賞大賞受賞者、三賞選考委員)

個性あるキャラクターと心に響く最後が印象的です。5冊の小さな短編で紡がれる物語は穏やかな日常の豊かさ、大切さを実感させてくれました。 リアルでも体験しうるテーマで物寂しさも感じさせますが明るくコミカルにも描かれた個性的な登場人物たちの姿は微笑ましく、何度も読みたくなる作品です。

 

 

【ライブラリーカフェ賞】No.15 Fra作『COLLECTABLES』

ある男の葬儀から物語ははじまります。弔問客の一人は見知らぬ男から話しかけられ、故人がミュージック・ギアの蒐集家だったことを知らされますが・・・。過去と現在、虚と実が交錯するミステリアスな作品です。

選評(Latour:Library Cafe司書、飛鳥文学賞実行委員会事務局)

ミュージックギアのコレクターをめぐる事件を描いた本作は、アイテム収集というUOにおける最もポピュラーな楽しみ方のひとつを物語の軸に据えた点が新鮮でした。一人称視点で進行する物語は、中盤で「信頼できない語り手」であることが明かされ、読者の認識を巧みに揺さぶります。虚実の境界が曖昧になる複雑な展開を、格調ある筆致で描き上げた手腕はお見事です。重厚で奥行きのある作品世界を堪能させていただきました。

 

読者賞の行方は?

感想文は6月22日(日)の時点で過去最多だった第5回(380本)を大幅に上回る532本が寄せられました。それらの中から特に読者の支持を得た5作品を「読者賞」に選出しました。感想文は6月27日(金)朝のメンテ前まで受け付け、表彰式後に作者にお渡しします。

【読者賞】No.01 Sawako作『Lemon Cake(レモンケーキ)』

アンはスカラブレイに住むおばあちゃんにレモンケーキを届けるためにベスパーを出発します。でも野犬が飛び出してきて・・・。ブリタニアらしさ、そしてさわこさんらしさが随所に感じられる作品です。

読者の声(感想文より)

「絵本の様で温まる素敵なお話でした」「テンポがよくてサクサク読めました」「一生懸命な気持ちと、やさしい心が、この主人公の素敵なところだと思います」「随所にUOらしさが感じられる気がしました」「孤独から存在意義から、優しい言葉で考えさせられる作品でした」「ほっこりして少し涙を浮かべたのは内緒です」「意外な展開がありながらハートウォーミングなお話、そして美味しい食べ物のお話はSawakoさんならではですね!」

 

【読者賞】No.02 Pepper Corn作『Den became Hell(地獄のバッカニアーズデン)』

「桟橋に冒険者が集まっていましたよ」新人ヒーラーの言葉にヒーラーギルドに緊張が走ります。大量の包帯の準備をするヒーラーたち。そう、それは「大惨事海戦」の始まりでした。

読者の声(感想文より)

「『何が始まるんです?』『大惨事海戦だ』で、初手大爆笑でした」「Pepper Cornさんのドタバタ劇みたいなのが好きなので、地獄になるきっかけの荷馬のところとか面白かった!」「中盤からの展開が秀逸!」「投網イベントに参加した人ならあるあるな光景ですが、蘇生する側にとってはたまったものではないですよね」「悲惨さに笑いが出ました(ひどい)」「プレイヤーイベントがさかんな飛鳥シャードに、ぴったりな作品だったと思います」

 

【読者賞】No.05 IZUMI MARCH作『O former adventurer(かつての冒険者たちよ)』

はるか昔のブリタニア。冒険者はラットマンを狩ってお金を貯め、やっと小さな家を手に入れました。やがて仲間たちが一人ずついなくなり、自身も引退します。そして20年の時が流れ・・・。

読者の声(感想文より)

「心にしみる作品」「気づいたらワシ自身もかつての冒険者たちに話しかけていました」「郷愁というような、そんな雰囲気を味わえる作品でした」「こういうのが本当にあったらいいのに」「ラットマンが可愛くて奇妙な味わいがありました」「急展開に驚きました! 優しい世界」「意外性を感じ、面白かったです」「今は明日に足を向けるというポジティブな心が宿っていました」「こんな素敵なことがあったらいいなあと思ってしまいました」

 

【読者賞】No.10 agni作『Meet near the destard(生産業初心者と中級冒険者パーテーがダスタの近所で出会ったら)』

ハルナはブリタニアに来て7日目の駆け出しの生産者。やっと親愛化した荷ゴキの「枝豆」と火ゴキの「金時豆」を引き連れて資源採取にやってきますが・・・。

読者の声(感想文より)

「初心者時代にパーテー組んで冒険出れるの幸せだよね」「出会い、そして繋がっていくお話は良いですよね」「MMORPGであるUOの魅力を存分に感じられました」「出てくる人が皆良い人で、読んでいて気持ちの良い作品です」「視点を変えながら進むストーリー、面白いです」「若干の違和感を感じつつ読み進めたら、やっぱり!と違和感の正体が明かされてスッキリw」「近いことを去年やった気がします!」「枝豆、と金時豆。というセンスが素敵」

 

【読者賞】No.36 nanaoch作『washi ga itiban Vesper(わしがいちばんVesper)』

「あんたがVesperで酒を作る職人かい?」ふらりとやってきた男が「わし」の後ろに立ちました。男はわしに酒づくりをしてみせるようにうながしますが・・・。ぎゅ・・・。ぎゅ・・・。

読者の声(感想文より)

「馴れ馴れしいセリフと展開に、何度読んでも吹き出しますw」「夢に出そうなほど印象に残る」「もうwwなんて言っていいのかわからないww」「これは18禁です」「作者の熟成された濃厚な感性が醸し出されていると感じました」「私も、私の心の中で何かが…果てたのでした」「擬音が印象的です。ぎゅ……ぎゅ……」「首長の生脚を想起しちゃう」「男同士の情熱に染まったこの物語がわしの心を満たしていく…」「続きが気になる―」

 

表彰式は6月27日(金)22時より開催します

表彰式はHOLLY-BELLさんの多目的ホール(MEGA STORE様のUO Locatorが表示されます)で開催されます(展示会場に直通テレポーターを設置しています。下の画像をご覧ください)。式では賞金の授与受賞者のスピーチのほか、応募してくださった作者全員に感想文参加賞をお渡しします。作者だけでなく読者の皆さんもぜひご出席ください!

 

応募作品は7月31日まで展示します

今回ご応募いただいた52作品は7月までは引き続きLibrary Cafe新館屋上庭園に展示いたします。その後ジャンル別、作者別に分けて各館に収蔵いたします。たくさんのご応募、そしてたくさんの感想文をありがとうございました。

第7回飛鳥文学賞もよろしくお願いいたします!

 


Library Cafeについて

飛鳥シャードにあるLibrary Cafeは、ウルティマオンラインのプレイヤー作家が書いた本(PC本)やNPC本の収集・公開を行っている図書館カフェです。Library Cafe本館)Annex(別館)、Neo(新館)の3つの図書館に分けて収蔵されたたくさんの本たちをどなたでも読むことができます。

Library Cafe本館にはルナゲート近くのFreeSpaceAsukaさんからハウス間テレポーターでお越しいただくのが便利です。また本館・別館・新館の各館はテレポーターで相互に結ばれており、簡単に行き来することができます。詳しくはLibrary Cafeへの行き方と他シャードの図書館紹介をご覧ください。

Library Cafe5235の本たちの詳細は所蔵図書リスト(飛鳥)250624をご覧ください。またSA本の収蔵状況についてはこちらをご覧ください。

X(旧Twitter)でも本のご寄贈など日々のLibrary Cafeの様子をご紹介しています。あわせてご覧くださいませ。

 

Library Cafe倭国について

倭国シャードのルナ城内、銀行の西側を出てすぐのところにある集合住宅のあぴーと内にあるLibrary Cafe倭国は、倭国で書かれた物を中心にここにしかない本が何冊も収蔵されているほか、館長えみゅさんによるカスタマイズと内装が素敵です。こちらにもぜひ足を運んでみてくださいね。

Library Cafe倭国492の本たちの詳細は収蔵図書リスト(倭国)をご覧ください。

 


今回もお読みいただきありがとうありがとうございました。ぜひ飛鳥の図書館Library Cafeにいらしてくださいね。倭国の図書館Library Cafe Wakoku、出雲の図書館Magincia Library瑞穂の図書館Jhelom Tactics Library、もよろしくお願いいたします(大和のbibliomania桜のNewMagincia Petrushka Libraryはただ今休館中です)

(C) Electronic Arts Inc. Electronic Arts, EA, EA GAMES, the EA GAMES logo, Ultima, the UO logo and Britannia are trademarks or registered trademarks of Electronic Arts Inc. in the U.S. and/or other countries. All rights reserved

Profile

Latour
Latour
Latour(ラトゥール)と申します。みなさんには「ラー」あるいは「司書」と呼んでいただいています。
飛鳥の図書館カフェ「Library Cafe」で司書をしているかたわら、私自身も作家活動も行っています。
本業は「人間も動物も治療できる専業ヒーラー」だったのですが、最近は冒険に出かけることもほとんどなくなり、図書館にこもってばかりいます。

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