【図書カフェだより】第四回飛鳥文学賞:応募作品紹介①

Library Cafeについて

飛鳥シャードにあるLibrary Cafeは、ウルティマオンラインのプレイヤー作家が書いた本(PC本)やNPC本の収集・公開を行っている図書館カフェです。Library Cafe本館)、Annex(別館)、Neo(新館)の3つの図書館に分けて収蔵されたたくさんの本たちをどなたでも読むことができます。

 

現在の収蔵している4295冊の本たちの詳細は収蔵図書リスト(2023年5月8日現在)をご覧ください。またSA本の収蔵状況についてはこちらをご覧ください。

 

Library Cafe本館にはルナゲート近くのFreeSpaceAsukaさんからハウス間テレポーターでお越しいただくのが便利です。また本館・別館・新館の各館はテレポーターで相互に結ばれており、簡単に行き来することができます。詳しくはLibrary Cafeへの行き方をご覧ください。

 

Twitterでも本のご寄贈など日々のLibrary Cafeの様子をご紹介しています。あわせてご覧くださいませ。

 


応募作品がたくさん集まっています

5月1日から受付がはじまった第四回飛鳥文学賞ですが、開始1週間ですでに16本の作品が寄せられました。これまでにないハイペースはうれしい驚きです。短編、長編はもちろんのこと、今回から解禁された分冊を活かした作品もあります。ぜひ展示会場のLibrary Cafe別館に足を運んでくださいね。

 

感想文も続々集まっています

応募作品に対する感想文も続々と寄せられています。作家にとって一番うれしいのは、自分の作品に対する感想を聞くこと。皆さんの感想文が作家さんたちの糧になります。感想文は読者賞選考の参考にさせていただいたうえ、第四回飛鳥文学賞終了後にそれぞれの作者にお渡しします。

 

 

バッカニアーズ・デン・マンデーで飛鳥文学賞の話題も

5月1日放送のバッカニアーズ・デン・マンデーでは、飛鳥文学賞実行委員会委員長のOUTさんがゲスト出演され、番組のホストで実行委員のお一人でもあるCaptain Jordanさんとともに飛鳥文学賞についてトークを交わされました。文芸全般に造詣の深いお二人のお話は文学論としても興味深く必聴です。

 

 


今回は現在までご応募があった作品のうち10作品をご紹介いたします。続きは近日中にあらためて紹介させていただきますね。

 

No.01 Sawako作「憧れの味を求めて~ミアの食材探訪記(Ⅰ&Ⅱ)」

ミアの夢は立派な料理人になること。元宮廷料理人が書いたというレシピブックに載っている料理をどうしても作ってみたくなった彼女は食材調達の旅に出ますが・・・。20ページ本2冊組の本ですが、1冊目と2冊目でまったく種類の本になっています。ぜひ読んで確かめてくださいね。

 

No.02 Gren作「The Criminal Bookstore(咎人書店)」

フェルッカにある「咎人書店」。犯罪者相手に本を商うその店は、本業のほかに「あるもの」に関する裏の依頼も引き受けています。そこに新たな依頼者が・・・。主人公のフーリエとクゥエルを中心に、一癖も二癖もあるキャラたちが活躍する、痛快なビブリオ・ピカレスク小説です。

 

No.03 K. J. Roleplaying作「Ultima Offline!」

ガードマンとして過酷な勤務の日々を送っている彼の楽しみはUOをプレイすること。そんな彼が今日は秋葉原を訪れます。目的は、ブリタニアの仲間たちと落ち合うこと、いわゆるオフ会です。目印の薔薇を片手に秋葉原駅電気街口に立つ彼に、ひとりの女性が話しかけてきますが・・・。

 

No.04 Snow-Spider作「With Love from Delucia(デルシアより愛をこめて)」

白衣の端をはためかせながら、一目で患者の症状を見抜き、次々と処置を施していく医師。そんな凄腕の彼ですが、その風貌はちょっと変わっています。そんなある日、彼のもとに急患が運ばれてきました。身体中が血に染まり息も絶え絶えの女性を、急いで治療しますが・・・。

 

No.05 Park GUELL作「Britannia’s wind 2023」

Park GUELLさん第一回飛鳥文学賞から連続してご応募いただいている短編詩「Britannia’s Wind(ブリタニアの風)」。第四回もさっそうと登場してくださいました。今回のテーマは「寝ぐせ」。ふんわりほっこり展開するのどかな会話は、まさにブリタニアを吹き抜けるさわやかな初夏の風のよう・・・。

 

No.06 Gren作「Stopped World(停止した世界)」

街の喧騒も、海のざわめきも、空を優雅に飛ぶ小鳥たちも、すべてがまるで何かに凍らされたように、そのままの姿で動きを止めてしまった。そんな静寂の世界をゆっくりと歩いてゆく美しい女性。一体彼女は何者でなのでしょう。ミステリアスな女性によって語られるモノローグです。

 

No.07 Makoto作「執着」

ブリテイン近郊の森にひっそりとたたずむ、石づくりの小さな家。そこが彼の世界の全てです。住んでいるのは、ただひたすらに、ひたむきに、武器だけを打ち続ける一人の男。そう、彼は鍛冶師。そんな彼の武骨でストイックな男の生き様が、抑制されたストイックな筆致で描かれます。

 

No.08 Miso作「Record of Dean(衛士ディーン 前後編)」

いつも雷光とともに正義の鉄槌を下すガードのディーンですが、この日は様子が違いました。急行した殺人現場で振り下ろされたハルバードはむなしく床板をえぐり、加害者の姿ありません。はたして犯人は・・・。「事件編」「解決篇」の2冊分冊でお届けするミステリー作品です。

 

No.09 Snow-Spider作「HELLO」

大きくあくびする野良の黒猫の目の前を、美しいネコが通りかかります。きれいにそろった艶やかな赤い毛並みの彼女にすっかりのぼせ上った彼はさっそく声をかけました。「helloお嬢さん、かわいいね」 そんな彼を睨みつけそっぽを向く赤ネコ。けれども黒猫はめげません。そして・・・。

 

No.10 Pepper Corn作「Awakened Men(目覚めちまった奴ら)」

ブリテインの酒場キャッツレアの住み込み従業員、ペッパー・コーン。彼は酒場の雑用をこなしながら、休みの日には近くの港で釣りをして暮らしていました。ある日、港から酒場に戻る途中のペッパー・コーンに一人の男が話しかけてきます。どうやら人を探している様子の彼は・・・。

 

 

第四回飛鳥文学賞ははじまったばかりです。引き続きたくさんのご応募をお待ちしております!

 


今回もお読みいただきありがとうありがとうございました。ぜひ飛鳥の図書館Library Cafeにいらしてくださいね。また桜の図書館NewMagincia Petrushka Library、出雲の図書館Magincia Library、大和の図書館bibliomania瑞穂の図書館Jhelom Tactics Libraryをよろしくお願いいたします。

 

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Profile

Latour
Latour
Latour(ラトゥール)と申します。みなさんには「ラー」あるいは「司書」と呼んでいただいています。
飛鳥の図書館カフェ「Library Cafe」で司書をしているかたわら、私自身も作家活動も行っています。
本業は「人間も動物も治療できる専業ヒーラー」だったのですが、最近は冒険に出かけることもほとんどなくなり、図書館にこもってばかりいます。

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