第二回飛鳥文学賞:応募作品紹介②

Library Cafeについて

飛鳥シャードにあるLibrary Cafeは、ウルティマオンラインのプレイヤー作家さんが書いた本(PC本)やNPC本の収集・公開を行っている図書館カフェです。Library Cafe本館、Annex(分館)、Neo(新館)の3つの図書館に分けて収蔵されたたくさんの本たちは、どなたでも読むことができます。

 

現在の収蔵している3385冊の本たちの詳細は収蔵図書リスト20210524をご覧ください。またSA本の収蔵状況についてはこちらをご覧ください。

Library Cafe本館にはルナゲート近くのFreeSpaceAsukaさんからテレポーターでお越しいただくのが便利です。詳しくはLibrary Cafeへの行き方をご覧くださいませ。


応募作がぞくぞく増えています

第二回飛鳥文学賞(詳細はこちらこちらをご覧ください)の応募作品は現在のところ15作品になりました。Library Cafe新館屋上庭園の展示会場には連日たくさんの人がいらして初夏の読書を楽しんでくださっています。会場へはLibrary Cafe本館入口の直通テレポーターをご利用くださいませ。

 

今回は新たにご応募いただいた7作品をご紹介いたします。なお主催者のお一人のOUTさんも「応募作品の講評 その1」を書いてくださっています。あわせてご覧くださいませ。

 


【No.09】BAR-Chin作「そして始まる…」

大きな話題を呼んだ劇団アールポップ第2回公演「ダンジョンの管理人さん」の舞台裏を描いた作品です。フィクションの部分もありますが概ねノンフィクションと呼んでよいでしょう。一度きりの公演のために捧げられた膨大な努力と喜怒哀楽は、間違いなくもうひとつのドラマです。

 

【No.10】Niboshi作「Rust-free nails and sea blue(錆びない釘と海の青)」

wandering healerとして各地をさ迷う2人の男の物語。記憶も容姿すら失った彼らは、旅の過程で様々な人と出会い、少しずつ自分の「パーツ」を取り戻していきます。そして全てのパーツが埋まった時・・・。主人公たちと一緒に読者自身もさ迷い歩くような感覚が味わえるの作品です。

 

【No.11】Sawako作「TEGAMI」

ブリテインにふらりと現れた筋肉質の男。ヘラルドのデニスが話しかけてもまったく言葉が通じません。どうやらJukari族らしい彼は何をしに来たのでしょう・・・。彼を助けようとするブリテインの人々の優しさが素敵です。前作「ただ、そこに光る」を思わせるシーンもありますよ。

 

【No.12】Purged作「Phlebotomy」

酒場で仲間たちと楽しんでいた「僕」は、隣のテーブルの男たちの会話を耳にして激しく動揺します。なぜなら・・・。ブリタニアを舞台にした物語ですが、現実世界にも通じる重く普遍的なテーマを正面から扱った作品。エンターテインメント性重視の応募作が多い中で異彩を放っています。

 

【No.13】Snow-Spider(雪蜘蛛)作「Her smile is…(彼女の笑顔は……)」

モンスター相手に戦士の修行に明け暮れる青年。そんな彼の側にはいつも優しく静かに見守る美しい女性ヒーラーの姿がありました。次第に彼女に惹かれていった青年が食事に誘っても、いつも笑って首を振るばかり。ある日青年は彼女に贈り物をしようと街に出かけますが・・・。

 

【No.14】emu作「jester swit(道化服~Fire100%~)」

DOOMが発見された頃のブリタニアが、盗賊修行中の若者とその師匠、ヒーラーの女性など、何人もの人々の目を通して描かれます。異世界としてのブリタニアとゲームシステムとしてのUltima Onlineの狭間をたゆたうような描写がリアルです。そしてラストには道化服にまつわる衝撃の事実が!

 

【No.15】Melody作「Korotan Daisuki(コロタン大好き)」

新米アルケミストのエリシアは、ギルドのダーツ大会の特別賞としてジャイアントビートルのコロタンを譲り受けました。ある日、トレーダー協会の荷物をスカラブレイまで運ぶためにコロタンに乗って出かけますが・・・。ほのぼのテイストが一転、迫真の戦闘シーンが繰り広げられます。

 

 


応募作品は5月31日まで受けつけています

応募作品は5月31日(月まで受け付けています。まだまだ時間がありますのでふるってご応募くださいね。新作だけでなくこの1年間に書かれた作品でも大丈夫です。OUTさんのベスパーミニホールのメールボックス、およびLibrary Cafe本館入口のメールボックスで受け付けています。

 

なお「一作品につき一冊」という規定がありますが、一冊でストーリーが(起承転結が)完結している限り、同一の世界設定や登場人物が登場する本を、複数投稿していただいても問題ありません。もし投稿に迷った場合は、OUTさんかLatourまでお問い合わせくださいませ。

 

感想文が作家さんを元気にします

感想文も募集しています。作家にとって自分の作品の感想を聞けるのは本当に嬉しいもの。皆さんの感想が次の作品の糧になります。展示会場のベンダーが本を無料で配布していますので横のメールボックスに投函してください。なお感想文は1作品につき1冊の本に書いてくださいね。

 

 


今回もお読みいただきありがとうありがとうございました。ぜひ飛鳥の図書館Library Cafeにいらしてくださいね。また桜の図書館NewMagincia Petrushka Library、出雲の図書館Magincia Library、大和の図書館bibliomaniaもよろしくお願いいたします。

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Profile

Latour
Latour
Latour(ラトゥール)と申します。みなさんには「ラー」あるいは「司書」と呼んでいただいています。
飛鳥の図書館カフェ「Library Cafe」で司書をしているかたわら、私自身も作家活動も行っています。
本業は「人間も動物も治療できる専業ヒーラー」だったのですが、最近は冒険に出かけることもほとんどなくなり、図書館にこもってばかりいます。
プロフィール画像はPicrewの「こんぺいとう**メーカー」で作成しました。

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