倭国からのおくりもの~asher様からの寄贈本~

Library Cafeについて

飛鳥シャードにあるLibrary Cafeは、ウルティマオンラインのプレイヤー作家さんが書いた本(PC本)やNPC本の収集・公開を行っている図書館カフェです。Library Cafe本館)、Annex(分館)、Neo(新館)の3つの図書館に分けて収蔵されたたくさんの本たちをどなたでも読むことができます。

 

現在の収蔵している3536冊の本たちの詳細は収蔵図書リスト20211013をご覧ください。

Library Cafe本館にはルナゲート近くのFreeSpaceAsukaさんからテレポーターでお越しいただくのが便利です。詳しくはLibrary Cafeへの行き方をご覧ください。

Twitterでは本のご寄贈など日々のLibrary Cafeの様子をほぼ毎日ご紹介しています。あわせてご覧くださいませ。

 


本たちの整理・収蔵作業を進めています

Treasure of Die-Lothでヒスロスがにぎわっていますね。Library Cafeは企画展が終了したこともありここのところ静かです。この機会に今までご寄贈いただきながら作業が遅れていた本たちの整理・収蔵を進めています。今回はasher様からご寄贈いただいた60冊以上の本たちの中から5つをご紹介いたします。

 

 

asher様は倭国にお住まいの方。Library Cafeのことを知って、かつて集めていた本を飛鳥まで運んでくださったそうです。その際は収蔵図書リストを確認して未収蔵の物を選んでくださいました。ご厚情心より御礼申し上げます。4月にご寄贈いただいていたのに収蔵とご紹介が遅れてしまい大変失礼いたしました。

 

 


kuniko作「Pumpkin Story(全3巻)」【本館25:作者名K④】

秋も深まってきた頃。ひとりの娘が畑に現れてはカボチャを叩きつぶすようになりました。毎日繰り返される奇行に農民たちは気味悪がります。はたして彼女の目的は・・・。ひとつの出来事がふたつの視点から描かれる物語。ブリタニアのハロウィンに(いろいろな意味で!)ぴったりな物語だと思います。

 

naras作「my ideal Librarian(私の理想の司書)」【別館31:作者名N③】

ブリタニア図書館で司書を務めるヴェリティーの物語。彼女が司書を目指すようになったきっかけがモノローグで語られます。ミノックで祖父母と暮らしていた少女ヴェリティーは、祖父と訪れたブリテインで迷子になってしまいます。心細くてうずくまってしまった彼女に声をかけてくれたのは・・・。

 

Titania作「サベージの黒い骨(全3巻)」【別館39:作者名T②】

おそらくブリタニアで最長の物語シリーズのひとつ(確認できるだけで49巻!)「吟遊詩人アーロン」の作者Titaniaさんの作品です。サベージ族の禁忌の秘儀にまつわる恐ろしい物語が格調高い文体でつづられます。ブリタニアの物語なのに雰囲気が他とまるで違う異色のエスニック・ホラー・ファンタジーです。

 

作者不明「Brightness Falls(秘宝を求めて)」【別館45:作者名Z/不明】

ステイジアン・アビスの奥部。ようやく手にした真実の本はフリントの帳簿にすり替えられていた。同業者にしてやられたのだ! そっちがその気なら・・・。これは墓荒らし(いわゆるレアハンター)同士が互いを出し抜くために知略と技量を尽くす「戦い」の物語。実話に基づいているというから驚きです。

 

Someone(EM Kanata)作「倭国バレンタインイベント2013年(全7巻)」【新館:PCイベント(倭国/北斗)】

2013年に倭国で開催されたバレンタインイベントに関するシリーズです。6つの愛の物語とEM Kanataさんのあとがきで構成されています。各巻末にはキーワードがついているので、おそらく各地を回ってこれらの本を集めてキーワードをそろえるイベントだったのでしょうね。短編小説集として読んでも楽しいです。

 

 

asher様、ご寄贈ありがとうございました。お譲りいただいた本たちは、末永く大切にお預かりさせていただきます。

 


今回もお読みいただきありがとうありがとうございました。ぜひ飛鳥の図書館Library Cafeにいらしてくださいね。また桜の図書館NewMagincia Petrushka Library、出雲の図書館Magincia Library、大和の図書館bibliomaniaもよろしくお願いいたします。

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Profile

Latour
Latour
Latour(ラトゥール)と申します。みなさんには「ラー」あるいは「司書」と呼んでいただいています。
飛鳥の図書館カフェ「Library Cafe」で司書をしているかたわら、私自身も作家活動も行っています。
本業は「人間も動物も治療できる専業ヒーラー」だったのですが、最近は冒険に出かけることもほとんどなくなり、図書館にこもってばかりいます。
プロフィール画像はPicrewの「こんぺいとう**メーカー」で作成しました。

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