ブリタニアのおとぎ話~Black Lady特集

Nori様からご寄贈いただきました

9月の上旬ごろに、Nori様から2冊の本をご寄贈いただきました。いずれもBlack Ladyさんの作品です。Nori様はわざわざLibrary Cafeの収蔵図書リストを調べてくださって、未収蔵の本を選んでくださいました。お心遣い感謝申し上げます。

 

Library Cafeで収蔵しているBlack Ladyさんの作品は、17作品26冊になりました。また以前も書かせていただいた通り、作家としての私(Latour)は、Black Ladyさんから大きな影響を受けています。そこで今回は、Black Ladyさんの作品のうち、前回取り上げていないものを、何冊かご紹介したいと思います。

 

Black Lady作「Man & Horse」

山賊ハルツの三つの流儀。ひとつ、人の命を奪わない。ふたつ、動物もしかり、みっつ、一日一善。そんなハルツ、ひょんなことから荷馬を拾ってしまいます。しかもこの荷馬、強力な魔物に突っ込んでいく。命令は聞かない。振り回されっぱなしのハルツと荷馬の運命や、いかに!?

 

Black Lady作「Apple Pie」

不治の病に侵された、盗賊ギルドの親分。彼の最後の願いは「美味い・・・アップルパイが喰いてぇ・・・」。子分たちはブリタニア中のシェフにアップルパイを作らせます。けれど、どんな一流シェフが作るパイも、お気に召さない様子。最後に連れて来られた、見習いの少年が作ったのは。

 

Black Ladyさんらしい作品を考えたら、まずこの2篇が浮かびました。どちらもテンポよく物語が展開し、ドタバタで、それでいて少しホロリとさせられるという、Black Ladyワールドを堪能できる作品です。

 

Black Lady作「Voice」

幼い頃に酒場で見た歌姫に憧れ、エスタはバードを目指します。でも冒険に必要なのは楽器の演奏だけ。冒険で活躍するにつれ、いつしか歌うことを忘れてしまいました。ある日、手の怪我で二度と楽器を弾けなくなってしまった彼女。心の穴を埋めるように酒場に向かいますが・・・。

 

Black Lady作「Rare」

鍛冶屋と剣士の友情の物語です。幼い頃から夢を語り合ったふたり。でも魔法の武具がもてはやされるようになると、いつしか剣士は、鍛冶屋の友人も、彼が鍛えた剣も忘れてしまいました。それから数年後、ある事件がきっかけで全財産を失った剣士が、バンクボックスをあさると・・・。

 

こちらの2篇は少し悲しいお話。でもラストには希望が感じられ、読後感はけっして暗いものではありません。

 

Black Lady作「Bandage」

ミノックから北東に少し歩いたところにある、小さなみすぼらしいお店、「キエラの包帯屋」。そう、ここは包帯の専門店。色とりどりの包帯が売られています。でもどうして包帯しか扱っていないのでしょううか。そこにはキエラとある若い剣士の、悲しい物語がありました。

 

Black Lady作「Teto」

冒険者の女性に拾われた兎。しばらく一緒に暮らしますが、調教師を目指す彼女に、やがて捨てられてしまいます。それでも彼女が忘れられず、いつか迎えに来てくれることを夢見る兎。やがて年老い、死期が近づいた兎は、最後の力をふりしぼって、かつて飼われていた家に向かいます。

 

悲しいです。というより、切ないです。ハンカチを用意してください。泣きたい夜におすすめ。

 

Black Lady作「Haven」

冒険に憧れてヘイヴンに降り立った若者。戦士を目指す彼は、まず斧を手に入れようと、ベテラン冒険者たちにたずねます。ところが、みんな高級な武具や小切手をくれるばかりで、斧がどこに売っているのかは、ちっともわかりません。やがて若者はムーンゲートに向かいますが・・・。

 

こちらも悲劇といえなくもありませんが、喜劇に近いです。というよりUOあるあるかも。やっぱりヤングさんにアイテムやお金をあげ過ぎることは、必ずしもヤングさんのためにならない、ということなのでしょう。なおこのHavenはNew Havenではなく、今や廃墟となってしまったOld Havenです。

 

Black Lady作「Nostalgia」

ペットの死をめぐる、作者Black Ladyさんのモノローグです。ブリテインの北にあるペットのお墓は有名ですが、実はユーの北にも、あるPCによって作られた、第二のペットのお墓がありました。そこに置かれた本に寄せられた言葉から、ペットたちに思いをはせます。

 

Black Lady作「KASA OF MONJIROU」

一部のマニアから熱狂的な支持を受けている「笠の相模屋」の店主、木枯らし紋次郎(40)氏への独占インタビュー。なぜ笠なのか、普段は何をしているのか、Black Ladyさんの迫真の質問に、紋次郎さんは飄々と答えます。ちなみにノンフィクションだそうです。RPとはかくあるべし。

 

最後の2篇はエッセイに近いでしょうか。テイストはずいぶん違いますが、この世界で生きるとはどういうことなのかを、私たちに問いかけているように感じます。もちろんその答えは、読者によって違うはず・・・。

 

Black Ladyさんの思い出

Black Ladyさんの作品を知ったのは、本好きのお友だちに勧められたのがきっかけでした。何冊か読ませていただくうちに、すっかりファンになってしまいました。(旧)Havenで行商されている時にお声がけして、お話しさせていただいたこともあります。

 

しばらくして、私自身も物語を書くようになりました。その頃はお目にかかることが少なくなりましたが、一度私の作品を読んでいただくことができ、お褒めの言葉をいただいたのも、大切な思い出です。

もちろん他にも影響を受けた作家さんはいらっしゃいますが、Black Ladyさんは私にとって尊敬する先輩作家さんのお一人です。いつかまたお目にかかることができたらいいな、と思います。

 


Library Cafeへの行きかた

Library Cafeは現在659冊の本を収蔵しています(収蔵図書リスト190926)。どの街からも遠いので、歩いてのご来店はちょっと大変です。でも、Vesper Governor’s Mini Hall様、FreeSpaceAsuka様とハウス間テレポーターで結ばせていただいています。

 

FreeSpaceAsuka様はルナゲートから徒歩2秒、北側すぐの所にあるので、初めての方や、他シャードからお越しの方は、こちらからお越しいただけると便利です。また「図書館カフェ」でベンダー検索していただいても見つかりますよ。

Library Cafeの場所(※別サイトMEGA STORE様の「UO LOCATOR」で地図を表示します)

 


今回もお読みいただきありがとうありがとうございました。ぜひ飛鳥シャードの図書館、Library Cafeにいらしてくださいね。また桜シャードの図書館、NewMagincia Petrushka Library、出雲シャードの図書館、Magincia Libraryもよろしくお願いいたします。

 

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Profile

Latour
Latour(ラトゥール)と申します。お気軽にラーと呼んでいただければうれしいです。

飛鳥の図書館カフェ「Library Cafe」で司書をしているかたわら、作家活動も行っています。New Havenの街角で本の行商をしていることもあります。

本業は人間も動物も治療できる専業ヒーラー・・・だったのですが、最近は冒険に出かけずに街中でのんびりしていることが多いです。

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