第二回飛鳥文学賞:応募作品紹介①

Library Cafeについて

飛鳥シャードにあるLibrary Cafeは、ウルティマオンラインのプレイヤー作家さんが書いた本(PC本)やNPC本の収集・公開を行っている図書館カフェです。Library Cafe本館、Annex(分館)、Neo(新館)の3つの図書館に分けて収蔵されたたくさんの本たちは、どなたでも読むことができます。

 

現在の収蔵している3374冊の本たちの詳細は収蔵図書リスト20210516をご覧ください。またSA本の収蔵状況についてはこちらをご覧ください。

Library Cafe本館にはルナゲート近くのFreeSpaceAsukaさんからテレポーターでお越しいただくのが便利です。詳しくはLibrary Cafeへの行き方をご覧くださいませ。

 


第二回飛鳥文学賞に応募作が集まっています

5月8日からはじまった第二回飛鳥文学賞(詳細はこちらこちらをご覧ください)。現在のところ8作品のご応募があります。今回はこれら8作品のあらすじをご紹介いたします。ぜひLibrary Cafe新館屋上庭園の展示会場におこしいただき、作品にじかに触れてみてくださいね。

 

なお、Library Cafe本館入口に展示会場直通のハウス間テレポーターを設置しています。ぜひご利用くださいませ。

 

【No.01】Hina作「Why Run. How Run. (私からヤングメイジのあなたへ送る手紙)」

これまで数多くの物語とメイジ戦術書を執筆されているHinaさん。この本はそれらの現時点での集大成だと言えるでしょう。ベテランメイジからヤングメイジへの手紙という体裁でメイジの戦術の基本がわかりやすく書かれています。特に「走る」という要素の重要性が繰り返し説かれます。

 

【No.02】mire作「KUNUGI」

侍の稚児を務める少年、百丸は、クヌギの老木の下で不思議な女性に出会いました。笛の音で虫を意のままに操る彼女に「虫繰りの笛」を教えてもらうことになりますが・・・。ストーリーももちろんですが、語り口や細やかな情景描写が本当に美しい、和風(徳之風)ファンタジーです。

 

【No.03】Lia the stitcher作「To Dear Soneone(なつかしい人へ)」

いなくなった、なつかしい「あなた」に対する「僕」のモノローグです。ふたりの性別も関係も、なぜいなくなってしまったかも詳しくは描写されていません。だからこそ読者自身が「僕」になり、読者にとって大切な誰かが「あなた」になります。UOプレイヤーの誰もが共感できる作品です。

 

【No.04】Lia the stitcher作「Courage(ブリタニアで一番の臆病者)」

裁縫士の女の子はとっても臆病。腕はいいのに狩りはおろか釣りすら怖がってしまい、良い材料を集めることができませんでした。見かねた同業者は彼女にペットを飼うことを勧めます。そして白いクーシーを育てることになりますが・・・。少女とクーシーのキュートな成長物語です。

 

【No.05】Lenata作「HI SA SHI BU RI」

EJの導入で多くの方々がブリタニアに戻ってきている昨今、「ひさしぶり!」と声を掛けられる機会が増えました。でも名前にも装備にも心当たりのない人から声をかけられたら。そんな悩めるブリタニアンに作者は実地で対処の仕方を教えてくれる、はずだったのですが・・・。

 

【No.06】Snow-Spider(雪蜘蛛)作「Welcome(いらっしゃいませ)」

Yewからやってきた新米ベンダーのグレーニィは、先輩たちと並んで雨の日も雪の日も商品を売り続けています。そんな彼の息抜きは、近くに住む愛らしい少女とのふれあいでした。「いつか彼女を人生の伴侶に・・・」そんな淡い夢を見るグレーニィ。でもある日事件が起こります。

 

【No.07】Snow-Spider(雪蜘蛛)作「Four hard workers(働き者の四人)」

ブリタニアのとある職場。つぎつぎに仕事場に現れる4人の働き手からはついつい愚痴がこぼれます。やれシフトがきつい、成績が芳しくない、また上司にどやされる・・・。愚痴のやり取りはやがて怒鳴り合いになり、あわや一触即発になりかけたその時、彼らの雇い主が登場します。

 

【No.08】Wordsworm作「There and Back Again(ゆきてかえりし詩-うた-)」

一度UOを引退し、何年かを経て復帰したご経験を持つ作者による詩です。「ゆきし詩」には引退された時の心境が、「かえりし詩」には復帰された時の心境が、それぞれ綴られていますが、そこにはあっと驚く仕掛けがほどこされています。ぜひ実際にページをめくってみてくださいね。

 

 


作品は5月31日まで受け付けています

応募作品は5月31日(月まで受け付けています。まだ2週間ありますので、ふるってご応募くださいね。新作だけでなくこの1年間に書かれた作品でも大丈夫です。OUTさんのベスパーミニホールのメールボックス、およびLibrary Cafe本館入口のメールボックスで受け付けています。

 

なお、「一作品につき一冊」という規定がありますが、一冊でストーリーが(起承転結が)完結している限り、同一の世界設定や登場人物が登場する本を、複数投稿していただいても問題ありません。もし投稿に迷った場合は、OUTさんかLatourまでお問い合わせくださいませ。

 

感想文も募集中です

応募作品の感想文も募集しています。展示会場の執事に「book」と言うと本がもらえますので、横のメールボックス、あるいはベスパーミニホールLibrary Cafe本館のメールボックスに投函してください。なお感想文は1作品につき1冊の本に書いていただけますようお願いいたします。

 

感想文は「読者賞」の選考の際に参考にさせていただきます。また第二回飛鳥文学賞終了後に各作者にお渡しする予定です。

 


今回もお読みいただきありがとうありがとうございました。ぜひ飛鳥の図書館Library Cafeにいらしてくださいね。また桜の図書館NewMagincia Petrushka Library、出雲の図書館Magincia Library、大和の図書館bibliomaniaもよろしくお願いいたします。

 

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Profile

Latour
Latour
Latour(ラトゥール)と申します。みなさんには「ラー」あるいは「司書」と呼んでいただいています。
飛鳥の図書館カフェ「Library Cafe」で司書をしているかたわら、私自身も作家活動も行っています。
本業は「人間も動物も治療できる専業ヒーラー」だったのですが、最近は冒険に出かけることもほとんどなくなり、図書館にこもってばかりいます。
プロフィール画像はPicrewの「こんぺいとう**メーカー」で作成しました。

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