【図書カフェだより】新館2階に洋書PC本コーナーを設置しました

Library Cafeについて

飛鳥シャードにあるLibrary Cafeは、ウルティマオンラインのプレイヤー作家さんが書いた本(PC本)やNPC本の収集・公開を行っている図書館カフェです。Library Cafe本館)、Annex(分館)、Neo(新館)の3つの図書館に分けて収蔵されたたくさんの本たちをどなたでも読むことができます。

 

現在の収蔵している3846冊の本たちの詳細は収蔵図書リスト20211126をご覧ください。

Library Cafe本館にはルナゲート近くのFreeSpaceAsukaさんからハウス間テレポーターでお越しいただくのが便利です。詳しくはLibrary Cafeへの行き方をご覧ください。

Twitterでは本のご寄贈など日々のLibrary Cafeの様子をほぼ毎日ご紹介しています。あわせてご覧くださいませ。

 


洋書PC本コーナーを設置しました

先日からお伝えしていた洋書のPC本の整理・リスト化・収蔵が完了しました。配架場所は、内装は済んでいながらこれまで本がなかったLibrary Cafe Neo(新館)2階です。その数は約170冊。別の階に収蔵している英語のNPC本を合わせると、Library Cafeの洋書は約350冊、全蔵書の1/10弱となりました。

 

今回新たに収蔵した洋書たちの多くは、Niwatori様とmint様からご寄贈いただいたものです。辞書を引きながら一冊ずつ確認する作業だったこともあり、配架を終えるまで時間がかかってしまい大変申し訳ございませんでした。ようやくご厚情にお応えすることができてホッとしています。

 

洋書コーナーは、Author’ name(作者名)ごとに本棚を分けて配架しました。また海外シャードからの来館者のご利用を想定し、各本棚の表記はすべて英語にしました。なお、今後は他の館も含めLibrary Cafe全体の書架の表記を日本語と英語の併記に改めていく予定です。

 

ちなみに、新館2階には2人のベンダーがいます。1人は100ページと200ページの白紙の本を販売しています。作家の皆さんにご利用いただければ幸いです。もう1人はその月にちなんだ本の名前のお酒を毎月蒸留して販売しています(図書館カフェですので)。お酒を嗜みながらの読書はいかがですか?

 

新館1階と3階も再配架作業中です

洋書コーナーの設置にあわせ、新館全体の再配架作業を進めています。これまで1階に収蔵していた本たちのうち、NPC本はすべて3階に移し、1階は小説・エッセイ以外の日本語PC本(詩集や雑誌、PCイベントなど)のコーナーにする予定です。12月初旬には完了予定ですので、追ってお知らせしますね。

 

それでは今回は5冊の本をご紹介します。


Atara Tel Quessir作「Quenya 101 1st Ed.」【新館(Neo)76. ENG PC Books: A / B】

Quenya(クウェンヤ)とはJ・R・R・トールキンの『指輪物語(The Lord of the Rings)』などの作品に登場するエルフ語のこと。この本はエルフ語の簡単な会話が、やはり簡単な英語で解説されています。エルフのロールプレイをするならぜひ読んでみていただきたい一冊です。

 

Legends Magazine編「LM#10 02/27/08」【新館(Neo)81. ENG PC Books: K / L】

Legendシャードで(ほとんど)毎週発行されていたという雑誌です。内容は非常に多岐にわたり、その週のイベントの予定や編者によるエッセイ、連載小説、お店の広告など、40ページとは思えない充実ぶりです。当時のLegendシャードの様子を物語る歴史的資料としても価値があります。

 

Nightstalker作「Nightstalker’s Adventures」(全5巻)【新館(Neo)82. ENG PC Books: M / N】

ステハイで他の冒険者を観察するNightStalkerが語る5つの物語です。第1巻はドラゴンを使役してドラゴンを狩る女性テイマーの話。同族を殺したくないと泣いて懇願するドラゴンを怒鳴りつけながら、女性テイマーは古代竜の巣に到達しますが・・・。ダークな雰囲気が魅力的なシリーズです。

 

こちらのシリーズをリライトしたと思われる物語が、外部サイトThe Adventures of Nightstalkerに第20話まで掲載されています(Niwatori様、教えてくださってありがとうございます)。Google翻訳でも十分ストーリーを楽しむことができるので、ご興味があればご覧になってみてくださいね。

このシリーズには日本語で書かれたメモが付いていて、これまでこの本を所有してきた方々の来歴が記されています。様々な人の手を経てmint様、Niwatori様へと伝わり、Library Cafeは13番目。この本のリレー自体がひとつの素敵な物語だと思い、一緒に収蔵させていただきます。

 

ただこの本のオリジナルは書き込み可能なため、赤い葉で書き込み不可にした複製本を配架させていただきます。オリジナルは閉架図書に大切に保管いたします。いつか14番目の人に受け継ぐ日が訪れるのでしょうか・・・。

Virgilia Martin作「Genelogy」【新館(Neo)91. ENG PC Books: V / W】

とある家系の群像を描いた物語です。一人ひとりに割かれたページはごくわずか。様々なファセットの様々な街で、人同士が出会い、結ばれ、あるいは別れる様子が、まるで織物のように紡がれていきます。隣の家に住む話したことのないあの人も、もしかしたらどこかで繋がっているのかも・・・。

 

他にも魅力的な本がたくさんありますので、別の機会に改めてご紹介できればと思います。

 


今回もお読みいただきありがとうありがとうございました。ぜひ飛鳥の図書館Library Cafeにいらしてくださいね。また桜の図書館NewMagincia Petrushka Library、出雲の図書館Magincia Library、大和の図書館bibliomania瑞穂の図書館Jhelom Tactics Libraryをよろしくお願いいたします。

 

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Profile

Latour
Latour
Latour(ラトゥール)と申します。みなさんには「ラー」あるいは「司書」と呼んでいただいています。
飛鳥の図書館カフェ「Library Cafe」で司書をしているかたわら、私自身も作家活動も行っています。
本業は「人間も動物も治療できる専業ヒーラー」だったのですが、最近は冒険に出かけることもほとんどなくなり、図書館にこもってばかりいます。
プロフィール画像はPicrewの「こんぺいとう**メーカー」で作成しました。



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