【図書カフェだより】第5回飛鳥文学賞:応募作品紹介②

Library Cafeについて

飛鳥シャードにあるLibrary Cafeは、ウルティマオンラインのプレイヤー作家が書いた本(PC本)やNPC本の収集・公開を行っている図書館カフェです。Library Cafe本館)、Annex(別館)、Neo(新館)の3つの図書館に分けて収蔵されたたくさんの本たちをどなたでも読むことができます。

 

現在の収蔵している4862冊の本たちの詳細は所蔵図書リスト240513をご覧ください。またSA本の収蔵状況についてはこちらをご覧ください。

 

Library Cafe本館にはルナゲート近くのFreeSpaceAsukaさんからハウス間テレポーターでお越しいただくのが便利です。また本館・別館・新館の各館はテレポーターで相互に結ばれており、簡単に行き来することができます。詳しくはLibrary Cafeへの行き方をご覧ください。

 

X(旧Twitter)でも本のご寄贈など日々のLibrary Cafeの様子をご紹介しています。あわせてご覧くださいませ。


応募作品の〆切は6月1日(土)朝メンテまです

現在までに28作品のご応募があります。〆切は6月1日(土)朝のメンテナンスまでです。作家の皆さんまだ間に合いますよ! 「誰でも本が書けて、読める」のはブリタニアの素敵な「当たり前」です。そんな素晴らしい文化の継承と発展のため、ご応募心よりお待ちしております。

 

 

感想文は6月14日(金)まで受け付けています

応募作品に対する感想文もこれまでに約100編寄せられています。作品への感想を聞ける何よりも励みになるもの。ぜひ感想文で作家さんたちを応援してあげてくださいね。感想文は展示会場のメールボックスで6月14日(金)まで受け付けております。隣のベンダーで本を無料配布中です。

 

 

Youtubeで朗読会も

Youtubeまるくまでは第5回飛鳥文学賞作品朗読する回!02が放送され応募作品5篇が朗読されました。またYoutubeちゃんねるマユタCMN第95回放送では―そなりてぃのおふたりの応募作品がそれぞれ朗読されました。今後もいくつかのチャンネルで朗読などをしていただく予定です。お楽しみに!

 

 

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今回は第5回飛鳥文学賞にご応募いただいたうち10作品をご紹介いたします。

 

No.11 agni作「so-biya no hanasi(装備屋の話)」

ある装備屋の店主と客のお話です。おそらく実際に起きた出来事を元にしていると思います。主人と客、直接は会うことがない2人のきずなとは・・・。ラスト3行に込められた万感の想いは、生産者に限らずブリタニアに生きるすべての私たちの胸に刺さるのではないかと思います。

 

No.12 Yoko作「old friend」

主人公とその友人、ふたりの女性の日常を描いた物語です。アイテムの目利きを頼んだり、おしゃべりしたり、いつもの喫茶に顔を出したり。一緒に冒険に行って転がったり。大きな事件が起きるわけではなりません。本当になんてことのない日々が、なんて貴重なんでしょう・・・。

 

No.13 YUKISTARsF作「No Fishing No Life(釣りに生きた少女~Moonglowのリンネ~」

漁師の娘リンネは親譲りの釣り好き。多くの釣り仲間にも恵まれ充実した毎日を送っています。ある日巨大なキングフィッシュを釣り上げた彼女は、釣り仲間から黄金マグロ釣りに誘われます。さっそく徳之諸島に向かう2人でしたが・・・。ラストに添えられた詩も釣り愛に満ちています。

 

No.14 Ruku作「The Witch of Windemer(ウインダミアの魔女)」

ある寒い朝。ウインダミアの森に住むるくはドアを叩く大きな音に起こされました。訪ねて来たのはなんとオーガ。恋わずらいを偉大な魔法で解決してほしいと訴えます。やむなくオーガに同行したるくの目の前に現れた建物、そして女性はあの・・・。キュートなオーガさんに注目です。

 

No.15 Redder Makes作「I am not a bad person」

自称「釣りと魔法の天才美少女」のメイベルは、ある日魚の保管場所である「お魚天国」の女主人るくから、髭の生えているという珍しい魚ナマズの噂を耳にします。さっそくナマズを釣り上げみせようとアンダーワールドに向かいますが・・・。実際にあるクエストに基づく物語です。

 

No.16 Emu作「E no douki(Eの動機)」

ガードのいない街バッカニアーズデンで町人の他殺死体が発見されたことから事件は始まります。やがて拘束された容疑者はEという道化師。事件の顛末が「裁判」「ノート」そして「ネットの反応」と異なる表現形態で多角的に描かれます。果たしてEの動機は? 新感覚ミステリーです。

 

No.17 Hina作「Say Goodbye is(ぽえむのーと)」

作家で詩人、XでもUO短歌を投稿されているHinaさんによる詩集です。前半には6首のUO短歌が四季ごとに配されブリタニアの1年がリズミカルに描かれています。後半は本のタイトルでもある長編の自由詩が掲載されています。ブリタニアの生と死と愛が五七調でつづられる大作です。

 

No.18 Ishtar作「Makeru Ga Kachi(巻けるが勝ち)」

ブリタニアに来たばかりとおぼしき「私」は、修行に来たシェイムで「貴方」に出会います。戦闘や回復はおろかコミュニケーションにも不慣れな「私」に対して、ゆっくりとペースを合わせながらひとつひとつ教え、導いていく「貴方」。やがて2人の距離も少しずつ縮まっていきます。

 

No.19 Lia the stitcher作「Winter fest(冬の祭り)」

小さな農場で暮らす女性。壁に厚手のタペストリーを飾り、絨毯を敷き、食料を蓄え、薪を割り、少しずつ整えてきた冬支度が終わる頃に彼がやってきました。そして迎えたささやかな晩餐は、2人だけの小さな冬の祭り・・・。ブリタニアの小さな幸せが繊細な筆致で描かれた作品です。

 

No.20 Lia the stitcher作「Disarm(武器落とし)」

先生に武器を落とす技術を学ぶ主人公。言う通りにすれば先生の手から武器が抜けるはずですが、なかなかうまくいきません。先生の叱咤に促され何百回と練習を繰り返します・・・。ブリタニアにおける「(プレイヤースキルも含む)スキル上げ」の様子が丁寧に描かれた作品です。

 

 

 


今回もお読みいただきありがとうありがとうございました。ぜひ飛鳥の図書館Library Cafeにいらしてくださいね。出雲の図書館Magincia Library瑞穂の図書館Jhelom Tactics Library、をよろしくお願いいたします(大和のbibliomania桜のNewMagincia Petrushka Libraryはただ今休館中です)。

 

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Profile

Latour
Latour
Latour(ラトゥール)と申します。みなさんには「ラー」あるいは「司書」と呼んでいただいています。
飛鳥の図書館カフェ「Library Cafe」で司書をしているかたわら、私自身も作家活動も行っています。
本業は「人間も動物も治療できる専業ヒーラー」だったのですが、最近は冒険に出かけることもほとんどなくなり、図書館にこもってばかりいます。
プロフィール画像はPicrewの「こんぺいとう**メーカー」で作成しました。

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