【図書カフェだより】リレー小説イベント「繋ぎ手たちの物語」

Library Cafeについて

飛鳥シャードにあるLibrary Cafeは、ウルティマオンラインのプレイヤー作家が書いた本(PC本)やNPC本の収集・公開を行っている図書館カフェです。Library Cafe本館)、Annex(分館)、Neo(新館)の3つの図書館に分けて収蔵されたたくさんの本たちをどなたでも読むことができます。

 

現在の収蔵している3979冊の本たちの詳細は収蔵図書リスト20220318をご覧ください。またSA本の収蔵状況についてはこちらをご覧ください。

 

Library Cafe本館にはルナゲート近くのFreeSpaceAsukaさんからハウス間テレポーターでお越しいただくのが便利です。また本館・別館・新館の各館はテレポーターで相互に結ばれており、簡単に行き来することができます。詳しくはLibrary Cafeへの行き方をご覧ください。

 

Twitterでも本のご寄贈など日々のLibrary Cafeの様子をご紹介しています。あわせてご覧くださいませ。

 


今回は3月21日から開催予定のリレー小説イベント「繋ぎ手たちの物語」についてご紹介します。

 

きっかけはSORAさんから

作家HidokuKurai SORAさんは、ここのところ、飛鳥のどこかの本棚の中の本に本を書いては、その場所のヒントをTwitterでアップすることを繰り返していらっしゃいました。Twitterの画像をたよりに本を探して回るのはとても楽しかったです(画像をクリックするとTwitterの記事に飛べます)。

 

そんな時、NP・・・Grenさんから提案が。「複数の書き手でリレー小説のようにいろんな場所に回していくというプチイベントはどうでしょう?」なるほど。書き手も普段とは違う執筆を楽しめますし、読者も本を探したり読んだりして楽しめる、一石二鳥のイベントになりそうです。

 

 

7人の書き手が集結!

Twitterなどで呼びかけていただいたところ、7人の作家さんが参加を表明してくださいました。いずれも最近活動中の、腕に覚えのある書き手たちです。某日、Library Cafe新館に集まって打ち合わせが行われ、リレー小説イベントのルールなどが確認されました。大まかなルールは以下の通りです。

 

 

  • 文章量は最大20ページまで(それ以内なら自由)
  • 自分の番が来たら48時間(最長1週間)以内に完成させる
  • 執筆は飛鳥シャードの公共の場の本棚の中の本に行う
  • 完成したらTwitterで設置場所の画像をつけて報告する

 

続いて執筆順が決められます。サイコロの結果、Hinaさん、Taiyoujiさん、Grenさん、Niboshiさん、OUTさん、HidokuKurai SORAさん、Latourの順番になりました。なんと私が最後の書き手に。個性豊かなメンバーの紡ぐ物語を、うまくまとめることができるでしょうか・・・。

 

参加者たちの紹介画像も

イベントにはとことん手を抜かないGrenさん。参加者の紹介画像まで作ってくださいました(実物の画像はこちらこちらをご覧ください)。某グラップラー漫画のトーナメントを彷彿とさせるテンションに、期待と興奮がいやがうえにも高まります。シャード最高の本を読みたいかーッ(私もです、皆さん)。

 

【3月19日追記】3月18日放送のBBN:Friでも取り上げていただきました(46分5秒くらいからです)。BBNN:Friではほかにも第5回ベスパー似顔絵コンテストや第3回飛鳥文学賞など、飛鳥で開催されるイベントの話題が盛りだくさんです。あわせてご視聴くださいませ。

 

 

3月21日にスタートです

イベントは3月21日(月)にスタートすることになりました。最初の書き手Hinaさんが飛鳥のどこかの本棚の本に執筆され、場所のヒントをTwitterで公開されます。ぜひ皆さんも飛鳥中を探してみてくださいね。なお、この記事でも作者のツイートへのリンクを以下に随時掲載させていただく予定です。

 

 

「繋ぎ手たちの物語」執筆状況 ※完結しました!

旅行家で冒険家のウェンディは、親友のギルティとおしゃべりするため、今日も本を小脇に抱えて運河の街のカフェへと向かいますが・・・。ウェンディが街を歩くだけで、のちの伏線になりそうな出来事がいくつも起こります。どんな物語へと発展していくのでしょう。

 

ギルティからの依頼。それは「トランメルの薔薇」を採取することでした。でもその場所は・・・なんと月(トランメル)!? そしてトランメルに向かう便が発射直前に・・・。第2話にして早くも急展開の「a book. story of us.」。どうなるかまったく予想がつきません。

 

ウェンディが乗る便の出発を阻んだのは、運河の街で見かけたあの集団に属する二人組でした。万事休すと思われた瞬間、意外な人物が助けに現れます。そして舞台はついに・・・。複数の作者が語り継ぐとことで、物語だけでなく世界観が深まっていくのを感じます。

 

牛のミルキーちゃんのけたたましい鳴き声が響きわたります。それはかつて賢者によって予言された、世界存亡の危機の合図でした。意を決したおじいさんは、山のてっぺんに向かいます。物語は暗転し、新たな登場人物が登場します。ウェンディたちとどうかかわるのか楽しみです。

 

月に向かう船内で、ウェンディと地学者、そして哲学者コリンの3人によって交わされる会話劇です。月の正体や真実の唯一性などについて、知的で静謐な会話が交わされます。そして回収されるもうひとつの伏線。「A book. story of us.」も佳境にさしかかり、物語はさらに広がっていきます。

 

ついに月にたどり着いたウェンディたち。一行を待っていたのは、二つの月をつかさどるStar Dragonでした。そしてドラゴンの口から、トランメルの薔薇の真実が語られます。いよいよクライマックスを迎えた「A book. story of us.」。どんなラストを迎えるのか、私もドキドキです。

 

Star Dragonと“救世主”を名乗る男が告げた真相は、ウェンディはにわかに信じがたいものでした。そんな彼女の前に現れたのは・・・。6人の作者よって紡がれてきた設定や伏線に助けられながら、精一杯ハッピーエンドを描いてみました。この企画そのものが「一冊の本、私たちの物語」でした。

 

作者の皆さんだけでなく、読者の皆さんも楽しんでいただけたら幸いです。

 

今回は2作をご紹介いたします。


HidokuKurai SORA作「AB-COP」シリーズ(全4巻)【本館2階:作者名H①】

日常に潜む巨悪や陰謀を監視する隠れたヒーローたちの群像劇・・・ということに一応はなりますが、そこはSORAさん。作品の舞台が現代日本であっても、濃厚過ぎる筆致とシュールな世界観は健在です。今回のリレー文芸イベント「繋ぎ手たちの物語」のきっかけともなった作品です。

 

TAIYOUJI RESORT作「LAPUTA」【新館1階:PCイベント飛鳥②】

3月4日(金)オープン現在大絶賛公開中の新アトラクション「ラピュタ」の告知本です。数々のアトラクションを手掛けてきたTaiyoujiさんは、ついにラピュタの世界観を、その物語ごとUOの中に持ち込むことに成功しました。皆さんもパズーに、シータに、ドーラになり切って冒険しましょう!

 

私も少し見学させていただきましたが、その完成度は息を飲むほど。まさにラピュタの世界そのままでした。さすがは万能の天才Taiyoujiさんです。公開日などの詳細は太陽寺リゾート公式サイトこちらをご覧ください。なお、このブログをアップした3月18日も22時から開催予定です。

 

 


今回もお読みいただきありがとうありがとうございました。ぜひ飛鳥の図書館Library Cafeにいらしてくださいね。また桜の図書館NewMagincia Petrushka Library、出雲の図書館Magincia Library、大和の図書館bibliomania瑞穂の図書館Jhelom Tactics Libraryをよろしくお願いいたします。

 

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Profile

Latour
Latour
Latour(ラトゥール)と申します。みなさんには「ラー」あるいは「司書」と呼んでいただいています。
飛鳥の図書館カフェ「Library Cafe」で司書をしているかたわら、私自身も作家活動も行っています。
本業は「人間も動物も治療できる専業ヒーラー」だったのですが、最近は冒険に出かけることもほとんどなくなり、図書館にこもってばかりいます。
プロフィール画像はPicrewの「こんぺいとう**メーカー」で作成しました。



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