【図書カフェだより】森の黒熊亭~読書の秋2023の本たち①

Library Cafeについて

飛鳥シャードにあるLibrary Cafeは、ウルティマオンラインのプレイヤー作家が書いた本(PC本)やNPC本の収集・公開を行っている図書館カフェです。Library Cafe本館)、Annex(別館)、Neo(新館)の3つの図書館に分けて収蔵されたたくさんの本たちをどなたでも読むことができます。

 

現在の収蔵している4442冊の本たちの詳細は収蔵図書リスト(2023年11月1日現在をご覧ください。またSA本の収蔵状況についてはこちらをご覧ください。

 

Library Cafe本館にはルナゲート近くのFreeSpaceAsukaさんからハウス間テレポーターでお越しいただくのが便利です。また本館・別館・新館の各館はテレポーターで相互に結ばれており、簡単に行き来することができます。詳しくはLibrary Cafeへの行き方をご覧ください。

 

X(旧Twitter)でも本のご寄贈など日々のLibrary Cafeの様子をご紹介しています。あわせてご覧くださいませ。


森の黒熊亭~読書の秋2023が3年ぶりに開催!

グレンさん主催による文芸イベント「森の黒熊亭~読書の秋」が3年ぶりに開催されました(2019年はこちらこちら、2020年はこちらこちらこちらをご覧ください)。今回のレギュレーションは「実在のPC(プレイヤー・キャラクター)を1人以上登場させること」。ブリタニアというひとつの世界における私たちの虚と実が交錯する、面白いテーマだと思います。

今回は主催のグレンさんに加え10人の特別審査員Niboshiさん、るくさん、ななおちゃん八雲さん、バーチンさん、Maracasさん、Kaeruさん、niwatoriさん、mintさん、Latour)が趣向を凝らした賞品を携えて審査に参加しました。11月1日現在で計20作品が集まっていますが、前日の飛鳥シャードダウンにともない〆切が延長されたのでさらに増えそうです!

 

 

今回は応募作品中、前半の11作品をご紹介いたします。

 

No.01 Snow-Spider作「Nekocup’s fun picnic(ねこかっぷとたのしいピクニック)」

「森の黒熊亭~読書の秋2023」最初の投稿作品は飛鳥文学賞でもおなじみのベテラン作家雪蜘蛛さんの作品です。本作はネコカップさんが主人公。現代ブリタニアに住むあんな人やこんな人も登場するにぎやかで楽しいお話です。私も登場させていただきました。ありがとうございます。

 

 

No.02 Latour作「Patriarchs’ Convivium(古豪の宴)」

飛鳥シャードが誇るレジェンド、シェイマーズ主人のオサフネさんと、ベスパー首長ブンゾーさんが酌み交わす酒場劇です。黒熊亭のマスターであるグレンさんを狂言回し役に、私の妄そ・・・理想の全てを込めて描いてみました。「わたしのかんがえたさいきょうのだんでぃずむ」です!

 

 

No.03 Pepper Corn作「The Interview(インタビュー ウィズ ペッパーコーン)」

第4回飛鳥文学賞でベスパー賞を獲得したPepper Cornさんの最新作は、作者の分身であるおなじみペッパーコーン氏に対するインタビューです。ロンドンの船乗りだった彼がなぜブリタニアに来たのか、その顛末が語られます。「異世界からの来訪譚」もブリタニア文学の一つのテーマですね。

 

 

No.04 Hina作「Sweetpotato(スイートポテトを作ろう)」

現代ブリタニア文学界を代表する多作家のヒナさんの最新作は、ユーの郊外で暮らす男女と一匹の猫のある秋の日の物語です。ささやかでかけがえのない、素敵な時間が流れています。ヒナさんの過去作、とりわけ「The Dawn(その男、東雲につき)」を読んでいるとより楽しめると思います。

 

 

No.05 ぴえろ協会編「PiEROSTINI 創刊号(ぴえろ大好きコレクション)」

週刊「PiEROSTINI」創刊! ぴえろ小説や世界の名ぴえろ帽など、ぴえろの魅力盛りだくさんの40ページ。創刊号は特別付録がついてなんと無料で読むことができます! ピッエロッスティーニ♪ なおぴえろ協会編となっていますが、本当の作者はもちろん現代ブリタニアのピエロ女王ことえみゅさんです。

 

 

No.06 Ruku作「Prison Break(プリズンブレイク)」

第4回飛鳥文学賞佳作受賞者Rukuさんの作品は、とある罪でユーの監獄に投獄されたRuppinaさんと、面会に訪れたRukuさんとの会話劇です。中表紙のお洒落なデザインと刺激的(!)な内容が目を引きますが、景色や建物の描写などにちゃんと「Britannia Atlas」の作者さんらしさが発揮されています。

 

 

No.07 Hina作「Hot Pepper Gourmet(ホットペッパーグルメ)」

ヒナさんが描く小さな幸せの第二段。本作では雪蜘蛛さんが王都ブリテインで素敵なランチタイムを過ごします。そのメニューはちょっと意外ですが、私たちが生きるソーサリアには徳之諸島があるから納得です。そして何より美味しそうなので、読みながらお腹が鳴ってしまいそう・・・。

 

 

No.08 kozun作「namako no ongaeshi」

シャードを超えて愛されるブリタニアのアイドルなまこさんによる作品。四半世紀の歴史を持つブリタニア文学は、ついに「なまこ×ゲームブック」という禁断のキマイラを生み出してしまいました。選択肢のたびにSAN値がガリガリ削られていく、這い寄る系エンターテインメントです。

 

 

No.09 Latour作「Hina the Legendary Poet(歌人伝説ヒナ)」

私の2作目の投稿は、旅行家詩人ヒナさんが謎の暗黒歌人King-10(キントー)とUO短歌!バトルを繰り広げるスラップスティック・コメディです。ヒナさんの元気なキャラクターが持つ魅力をあらゆるスパイスを贅沢に使って引き立てました。いくつの元ネタを見つけてもらえるでしょう・・・。

 

 

No.10 Hina作「Martial Arts Legend(武勇伝-Hina-)」

現代ブリタニア文学界屈指の多作家ヒナさんの面目躍如たる第3作は、ヒナさんとリリーさんがメイジ戦術について華やかなガールズトーク(?)を繰り広げます。メイジの秘術マゲ=カタの継承者としてUO大学で魔導学を講義されたヒナさんらしい作品です。でも最後はやっぱり・・・。

 

 

No.11 Apricot Jam作「HELLOWEEN(ハロウィン)」

グレンが毎晩見る悪夢から始まる物語。グレンが一人。グレンが二人・・・。はたしてその原因は、そしてその結末は・・・。「ミートパイ」などの作品で知られるおじゃむ先生の待望の新作は、面目躍如たるちょっと不気味なお話。でもちゃんとブリタニアの今のにぎやかさが感じられます。

 

 

続きは次回ご紹介しますね。

 

 


今回もお読みいただきありがとうありがとうございました。ぜひ飛鳥の図書館Library Cafeにいらしてくださいね。また桜の図書館NewMagincia Petrushka Library、出雲の図書館Magincia Library、大和の図書館bibliomania瑞穂の図書館Jhelom Tactics Libraryをよろしくお願いいたします。

 

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Profile

Latour
Latour
Latour(ラトゥール)と申します。みなさんには「ラー」あるいは「司書」と呼んでいただいています。
飛鳥の図書館カフェ「Library Cafe」で司書をしているかたわら、私自身も作家活動も行っています。
本業は「人間も動物も治療できる専業ヒーラー」だったのですが、最近は冒険に出かけることもほとんどなくなり、図書館にこもってばかりいます。
プロフィール画像はPicrewの「こんぺいとう**メーカー」で作成しました。

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